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カテゴリ:絵の楽しみ
Bunkamuraミュージアムで開催中の、愛のヴィクトリアン・ジュエリー展(サイトでは動画で展示品も見られますよ)。 公開中の映画『ヴィクトリア女王 世紀の愛』との関連企画で、私は映画と美術展のペア前売り券を買って、待っておりました(笑 友人が、「Bunkamuraのあれはどうだろうか?」と言うので、「絶対いいよ~私は行く予定」ということから、もう一人も誘って「お宝見学」となりました。 英国人が「古きよき時代」と言えば、英国の黄金期ヴィクトリア朝のこと。 ヴィクトリア女王の戴冠式のパレードには、夏目漱石も遭遇しています。 「愛の」というのは、ヴィクトリア女王が夫アルバート公に寄せた深い愛が有名なことと、ヴィクトリアンのジュエリーが愛の贈り物のメッセージ・ジュエリーや、亡き人をしのぶモーニング・ジュエリーなど、愛の要素が大きいことから。 たとえば、このリガードパドロックペンダント。REGARD:ルビー(R)、エメラルド(E)、ガーネット(G)、アメシスト(A)、ルビー(R)、ダイヤモンド(D)が並び、「敬愛」という言葉を表しているそう。 宝石に思いをしのばせるとは、なんともリッチなお話ですが、花言葉に寄せたものも多く、自然のモチーフが実に魅力的です。 「こんなに大きなシトリンを見たの初めて!」などと、はしたない感想ももれてしまいましたが、全体に繊細でハイセンスで気品あるデザインが特徴です。 オニキスなどのカメオをはじめ、え~?これ彫っちゃうの?という貧乏性な感想が出ちゃったりしますが、気の遠くなるような繊細な細工。 ↓こちらはアンティーク風に作った楽天店のものですが、このようなシードパールを使った風雅なデザインなども特徴の一つです。 シードパールと言っても、ティアラはとんでもなく豪奢でした。 私の大好きな、フルーツのようにジューシーなカボションカットのジュエリーもあって、確か女王のお好みだったとか。 展示の多くは、那須の穐葉アンティークジュウリー美術館のものです(この展示中は、本館はお休みです)。 また、本展は、この後山梨、福井、広島と巡回します。 繁栄を誇った大英帝国の女王は、ファッション・リーダーでもあり、ウェディング・ケーキ、白いウェディング・ドレス、そして喪に服した時のジュエリー、ジェット(美しい黒いジェットは木の化石なので、見た目より軽く着けやすい)を流行らせたことでも有名で、もちろんそのあたりの展示もありました。 (ミュージアムショップでは、ジェットやマーカサイト、ガーネットのジュエリーや近沢レース店の販売もありますよ!) ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールは、もちろんアルバート公の名から。また、ヴィクトリア&アルバート美術館は、ロンドンに行ったら絶対お勧め!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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