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カテゴリ:マンガ
羽海野チカさんの連載中の作品。 いっぺんに3巻まで読んだのですが、期待以上のおもしろさでした。 史上5人目の中学生プロ棋士となる快挙をとげ、17歳の零。 ごく若くして社会の「成功者」の側に身を置くが、将棋をしていたのは、他に選択肢がなかったから… とてつもない寂しさを抱えた零。 零に、コタツのような家庭の温かさを与えてくれるが、また喪失感を抱えながら生きている3姉妹の一家。 鬼のように美しく、才能にも恵まれながら、ヒビの入ったグラスのように渇望している義理の姉の香子。 羽海野さんが、自分が向き合っておかなくてはならないと思ったことを描いているという、この作品。 底に重いものを秘めながら、物語は楽しくもあり、将棋連盟のみなさんはじめ登場人物たちが魅力的で、どんどん先が読みたくなります。 特に故村山聖九段をモデルにした二階堂がチャーミング! すでに山本おさむさんによってマンガになっている村山九段、どんだけキャラが立って愛されキャラなんだ!と、寂しさと共に思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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