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カテゴリ:マンガ
池袋西武別館で開催中の羽海野チカさんの原画展。 予想以上の見応えと入場者でした。 カラーの原画はもちろんのこと、細部にわたって細やかに羽海野さんらしさを出した展示でした。 二階堂が将棋を説明するのに使ったニャンコ将棋の実物?やひなちゃん作の和菓子の包み紙、 零が放課後の理科室で野口君たちと作ったラムネ、などなどを再現し、とっても心憎い。 そして豊富なカラーの絵は、絵によって様々な技法を楽しんで描いている感じでした。 あの大切な意味のあるシーンであるライオン5巻の表紙の絵は、描かれる過程が展示されていました。 膨大な取材フォトや制作ノートも圧巻で、何よりすごいのが、 羽海野流の独自のネームづくりの過程を公開したもの。 8分割でストーリーをまず立てて、そこからどんどんブラッシュアップしていく方法。 描きたいシーンを決め、その間を埋め、と何段階にも「角をだんだんスベスベにしていく感じ」。 羽海野さんの『…ライオン』や杉本さんの『ファンタジウム』からは、 全身全霊をかけたような印象を受け取りますが、その秘密の一端が見えました。 このネームのコーナーと、ハチクロの単行本未収録作品(私の母校の地元☆浜田山が舞台) が展示されていたコーナーがすごい列になっていましたが。 ライオン6巻も素晴らしかったですね!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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