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ケルトの夢

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2012年03月24日
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カテゴリ:日本

【送料無料】香と日本人


貴重な伽羅の香木をテーマに、すてきなお話を伺うという雅で貴重な会に参加させていただきました。

しかも実際に伽羅の香木を手に取らせていただき、香木を焚いて聞かせていただけるという…
なんと贅沢なひととき。

お話くださるのは香十代表の稲坂良弘さん。お話がとてもおもしろく、期待していましたが、期待以上に内容濃く興味深いものでした。

聞かせていただいた香木は、白檀、沈香、伽羅、そして謎の四番目(笑)
名前を伏せた香木は、3つのどれかと同じですが、少し仕掛けがあるというお話でした。


私が感じたのは…

まず白檀は、甘い香り。
白檀はポピュラーな香りですが、本当の香木の香りには雑味がありませんでした。

沈香は爽やかな香り。

沈香の中の特別の沈香・伽羅は複雑な深い香り。


そして謎の四番目は…
二番目と同じではないのですが、爽やかな香り。

というわけで、私の答えは沈香でしたが、これは正解でした。
同じ沈香であっても、種類の違うものということでした。


お話のほんの一部をご紹介しますと―

燃やしてしまえば強く香るけれど消えてしまう香木を、間接の熱で聞こうとした日本人。
遠く異国の地から来た香木の香りに向き合い、その物語を聞こうと、精神的で哲学的な芸道とした。

日本における香の歴史は、仏教と共に伝来し、ひとすじの香煙が仏と我々を結ぶ回路として使われた。
平安時代になると、貴族が香りを生活の実用として、また遊びや自己表現として香の文化が確率した。
公家の文化と出会った武家階級が、新しい美意識と規範を与え、香席を共にするようになり、香道となった。
江戸時代は財力を持った商人の奥座敷や遊郭で楽しまれていたことが、浮世絵や歌舞伎からわかる。


もっとお知りになりたい方は、稲坂さんの『香と日本人』や、香十さんが開かれる香席体験にどうぞ!

(以前に浜離宮で参加させていただいた香席体験(源氏香)の日記はこちら■ 










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最終更新日  2012年03月25日 00時49分07秒
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