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猫の玉手箱 

猫の玉手箱 

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2014.04.28
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カテゴリ:カテゴリ未分類
  ずいぶん長い事介護をしていた母のお通夜でした、
お通夜が終わって、帰宅して車を駐車場にいれるためにバックしていたら
後ろに猫が飛び出して、あわてて、車をとめて、猫をじっとみたら、
母が5年前にかわいがっていて、病気で入院している間にどこかよそへ行ってしまった
(よその家の猫になってしまった) 母の愛ネコが我が家に来ていた
その猫を飼っていた実家と私のうちは大きな道路を挟んで徒歩5分程離れている
私はあわてて車を飛び降りて、去ろうとしてる猫の昔の名前を呼びまくった
猫は振り向き、そこへ、ゆったりと横座りして私をじっと見ている
私は「よく来てくれたね、今日はおばあちゃん(母)のお通夜だったんだよ、本当によく解ったねぇ」と
一生懸命に話しかけた、猫はずっと去りもせず、私のほうをじっと見ながら話を聞いている。
私は家の中に居る息子に電話して、「外にぴぴちゃんがいるよ、そっと出てきて」と言った
息子が玄関をあけるのにびっくりして、猫は再び去ろうとした、私がいかないでピピ!ぴぴ!と
必死でよぶとまたそこへゆったりとすわり、こっちを見ていた。
元気そうだね、息子にあれは絶対にピピだよね、顔の模様が特徴的で間違えようがない
このブログにも何度か登場しているピピ!年でいうともう8歳の成猫のおすだ。
しばらく話をして、写真をとらせてもらった、携帯だったので暗く見えにくいが
絶対に生き別れていたピピだった。
母はこの猫がお気に入りだった、顔がぶさかわだったので、他の猫は里親がみつかったけれど
この子はみつからないだろうと、自分で飼う事にしたのだった、性格はとにかく甘えん坊で
くいしんぼう、ケンカには弱くて、よく顔をひっかかれてケガをして帰ってきていた。
母が入院中に他の家に行ってはしまったものの、たまに見たことない首輪をつけて
私に会いに来た(実家に猫ご飯をあげにいったり、掃除にいっていたので)
母が退院しても他の家の猫になってしまっていたし、母は私の家で介護することになったので
ピピとはそれきり5年も行き別れだった。
まさか、今日うちに来たとは、猫は本当に霊感があるんだなと思った。
母のお棺には、ピピの写真を入れようと思う。 安らかな顔で眠っている母も安心してくれるだろう。
pipi

若い時↓椅子の上のぴぴ
ぴぴ2





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最終更新日  2014.04.28 22:22:31
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