[出会い] ブログ村キーワード
どこかで猫と出会う…
たぶん、誰でも
経験したことがあるでしょう
ただ、すべてのタイミングが一致する出会いは
なかなか簡単に
訪れないのかもしれない…
けれど、いつか必ず
神様に導かれるような出会いが
仲間たちの元へやってくる…
いつも秘書たちは信じています
バラ園のべっぴんさん、キラちゃん
彼女は、懐かしいKさんご夫婦との再会で
驚くほどの変化を遂げました
誰に対しても攻撃的だった姿
悲しそうな目をしながら威嚇していた頃の姿を
誰も想像することはできないでしょう
ここまでの変化が見られたのは
後にも先にも「猫の部屋」では、彼女だけ
たぶん、今の姿が…
彼女の求めていた姿
自然な姿なのだと思います
甘えん坊で愛想の良いキラちゃんは
いつも鈴を転がしたような可愛い声で鳴きながら
そばに来て寄り添ってくれます
キラちゃんと出会った人たちは
みんな彼女を大好きになります
しかし、不思議なことに
キラちゃんへの正式なお申し込みは
今まで一度もなく…
健気に甘えるキラちゃんを撫でながら
いつも秘書たちは
いろんなことを考えました
なぜ出会いが来ないのだろう
もしかしたら、私たちが
この子の出会いに気づかないまま
通り過ぎてしまったのだろうか…
何匹もの仲間の卒業を一緒に見送りながら
キラちゃんは「猫の部屋」で
三度目の春を迎えていました
「ちょっとおかしな事になってきました
次女がキラちゃんも一緒に迎えたいと言い出しました…」
秘書たちの元へ
思いもかけないメールがやってきたのは
3月末のこと
メールの送り主は、Wさんご家族の奥さん
先日、しろまるちゃんを迎えていただいた
優しいRさんのお母さんです
それは、しろまるちゃんとのお見合いが済み
秘書たちが、Rさんやご家族の皆さんと
いろんなお話をしている頃
確かに、お見合いの日
キラちゃんは、W家の皆さんにいっぱい甘えて
とても楽しそうにしていました
二年前、デビルたちのお見合いの頃には
まだ変化を見せていなかった彼女が
今回、初めて出会ったWさんご家族
しかし、考えていなかった展開に
秘書たちは、とても悩みました
W家の皆さんがとても素敵なご家族で
猫に対しての愛情が深いことは
誰よりもよく知っていました
デビル、サスケ、アトムを迎えていただいたあと
馴れるのに時間がかかるであろうチョコを
すぐにお渡しできたのも
Wさんご家族なら、何も心配いらないと思えたから…
ただ、しろまるちゃんを迎え
キラちゃんまでとなると
W家の猫たちは6匹
お家の広さなどに心配はないにしても
今回は、いろんな心配事があると思いました
そして、何より大きかったのは
やはりRさんとしろまるちゃんの時と同じ
次女Kちゃんの気持ち…
Kちゃんが本気で望んでくれるなら
中学生のRさんに求めたのと同じことを
まだ小学生のKちゃんにも
求めなければなりません
人とは違うスピードで生きる猫の一生を
最後まで責任を持って
受けとめることができるだろうか…
最初のメールをいただいた時
秘書たちは、いろんなことを考えて
お断りするほうがいいだろうと思っていました
随分前のことですが
秘書たちは、キラちゃんの将来に
ひとつの希望を持っていました
もしも「猫の部屋」がなくなるようなことになれば
彼女の未来をKさんご夫婦に
託せないだろうか…
とても自分勝手な思いだったのですが
そう考えたことがありました
ただ、あの頃
Kさんご夫婦はとても深い悲しみを
抱えておられました
埼玉へ迎えたいと望んでおられた拓夢が
闘病の末、天に召されたからです
そして、その悲しみが癒えないうちに
公園時代、拓夢たちと共に可愛がっておられた
ヒュウマまでもが突然この世を去りました
あの頃、とても優しいKさんご夫婦が
どんなに深い後悔の念を持たれていたか…
今、考えるだけで心が苦しくなります
Kさんご夫婦が大好きだったバラ園の仲間たちが
あの頃の悲しみを思い出させる存在になってしまうのは
とても悲しいことです
だからこそ、幸せになる姿を見ていただこう
たくさんの優しさをくださったKさんご夫婦に
少しでも安心していただければ…
そんな気持ちが
いつも心の片隅にありました
キラちゃんのことについて
秘書たちが、いろんなことを考えていた頃
こんなメールが届きました
「キラちゃんの件は、お母さんと話して
Kさんが、もしキラちゃんをほしいのであればKさんになら
キラちゃんをもらってほしいと思います」
それはKちゃんが
自分でメールを送りたいと
一生懸命にローマ字表を見ながら
初めてPCで作ったメールでした
お母さんからのメールには
こんなことが書かれていました
「私は拓夢くんやヒュウマ、Kさんとのつながりを忘れていました
キラちゃんがウチに来たのなら
Kさんと中之島公園の思い出は
そこで終わりになってしまうのだなと思い
次女にブログを見せ、2人で考えました
ウチで本当にいいのという気持ちがぬぐえなくなってきました
それを次女に話したところ
キラちゃんにウチに来てほしいけど
母ちゃんとおんなじに思う、と…」
Kちゃんの初めてのメールと
お母さんのメール
それはとても優しく
思いやりに満ちたメールでした
デビル、サスケ、アトムの時も
チョコの時も
そして、しろまるちゃんの時も…
いつも、W家の皆さんは
仲間たちが経験してきたことを全部受け入れて
たくさんの愛情を注ぎ
大切に考えてくださいました
キラちゃんの思い出を大切にして
彼女の幸せを心から願う気持ちが
たくさん込められたメールを読んだ時…
今まで、キラちゃんが待っていたのは
Kちゃんはじめ、Wさんご家族との出会いだったのだと思いました
こうして、キラちゃんは
Wさんご家族の6匹目のお家猫になりました
彼女の大切な思い出には
これから、もっと大きな幸せが
つなぎ合わされていくことでしょう
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nekomat@nifmail.jp
埼玉のKさんご夫婦から祝福のメールをいただきました
「べっぴんさんのことは心から嬉しいです
Wさんご家族に心からお礼が言いたいです」
キラ、本当におめでとう
それと、たくさんの思い出をありがとう
これからもずっと大切な友だちだからね…
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