[笑顔] ブログ村キーワード
8月もすでに1/3が過ぎました
「はぁ…」
「ふぅ…」
ここ、しばらくの間
やらなければならないことを
全部、後回しにしていたからでしょう
気がつけば
前を見ても、後ろを見ても
右にも、左にも
仲間たちのこと、仕事のこと
その他、もろもろ…
処理すべき事がいっぱい
山積みになっている現実に
秘書たちは追われています
「アンタ、その長ーい手で手伝ってくれる」
「そしたら、おやつも弾みますけどね…」
お当番の合間にも
ひっきりなしにやって来る電話やメール
バタバタする秘書たちを
リリーは不思議そうに見つめていました
手伝えなどという無理難題には
キョトンとしたお顔
しかし、「おやつ」という言葉には
お耳がピクピク
『お手伝いはしないけど
おやつ、弾んでくれてもいいじゃないか』
そう言いたげなリリーを見て
何だか可笑しくなった秘書たち
『ふぅーん』
少し鼻を鳴らしてから
また床に寝転び
コロコロと転がっているリリーは
ちょっぴり不服そうに見えました
リリーが師と仰ぎ
いつもくっついているのが
お茶目なガキ大将、黒猫くーちゃん
現在、リリーは
そのくーちゃんのそばで
次期ボス猫の座を受け継ぐべく
厳しい修行を行う身
しかし、リリーを任せたのが
くーちゃんだったからなのか…
「何か、時々おかしなことになるよね」
「学べとは言ったけど、真似しろとは言ってないんですけど」
愛らしい子猫だったリリー
くーちゃんと一緒に過ごすうちに
おっさんくさい表情や
おかしなポーズをするようになりました
リリーは、勉強熱心のあまり
くーちゃんのキャラクターまで
引き継ごうと努力しているのかもしれません
「リリー、何やってるの」
「くーちゃん、もう寝てるよ」
夜になって
眠くなったくーちゃんが
自ら、お部屋に戻っていったあと…
時折、リリーはこうして
師匠のお部屋前に座わります
ただ、ひたすら正座する姿
秘書たちが声をかけても
リリー、微動だにせず
「もしや、くーの草履でも暖めてるんじゃないか」
「…じゃあ、後に天下を取れるんだね」
可愛い師弟関係に
勝手な想像を膨らませながら
いつも秘書たちは笑っています
『ふぅーん』
不服そうに鼻を鳴らし
転がっていたリリーの姿に少し和んで
作業を続けていた秘書たち
次に見た時、リリーは
くーちゃんのお部屋前に置いたクールマットで
ウトウトと居眠り中
「あの顔は、子供の時のままだよね」
「うん、相変わらずお饅頭みたい」
下ぶくれのふくふくしたお顔
思わず指でペコッと押したくなる
真ん丸のホッペタ
眠っているリリーのホッペタを
ソーッと突っついては
いつもリリーに怒られていた秘書たち
手足が長くなって、身体が大きくなって
大人っぽい表情をするようになっても
変わらないままの寝顔です
しばらくして
秘書たちがリリーの姿をみると…
「…」
「…」
真っ直ぐ伸ばした両足に対して
直角に曲げられた上半身
なぜか突き上げた左手、気持ち良さそうな寝顔…
派手に広げられた長い足は
ちょっぴりガニ股気味
人間がやると
確実にギックリ腰になりそうな寝姿
その姿勢をキープしながら
熟睡しているリリーに
釘付けになる秘書たちの視線
「あっ、お目覚めのようです…」
「アンタ、何やってんの」
秘書たちの視線を感じたのか
眠りから覚めたリリー
バツが悪そうなお顔をして
慌てて体勢を整えるかと思いきや
手も足も開ききったまま
しばらく静止
「やっぱり師匠から受け継いだものは大きいのね…」
「うん、良い弟子です」
自分を見て笑っている秘書たちを
そのままのポーズで眺めるリリー
そのお顔が何となく、誇らしげに見えたのは
私だけでしょうか
ちょっぴり疲れていたり
イライラしていたり
気分が乗らなかったりする日
笑わせようとしているかのようなタイミングで
仲間たちが楽しい姿を見せるのは
全部わかっているからなのかもしれません
「ありがとね、リリー」
「よし、じゃあ、おやつ弾みましょう」
笑顔が出ない時
秘書たちを和ませ、元気に笑わせてくれるのは
どんな時でもマイペースに過ごす
仲間たちの存在です
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nekomat@nifmail.jp
いつもと同じようにしていても
時々、秘書たちがイライラしたり、疲れていたりするのを
仲間たちは、とても敏感に察知します
タイミングよく面白いことをして笑わせてくれるのは
仲間たちの優しさなのだと私は思っています
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