[甘えん坊] ブログ村キーワード
お当番の朝
秘書たちは、何度も各ドミトリーを
出たり入ったりします
ご飯を配る時、洗い物のお皿を回収する時
トイレ掃除の時
床の拭き掃除、タオルの取り替え
バケツを持って、ウロウロ
タオルを持って、ウロウロ
扉を開けたり、閉めたり
ご飯でお腹が満たされると
ウトウト居眠りする仲間が多いので
その間に、一通りの作業を終わらせたい秘書たちが
いちばん行動的に動く時間
ただ、中には
バタバタ出入りを繰り返す足元に
その都度、懲りずに突進する仲間もいれば…
こんな仲間もいるようです
「うーん、視線感じるけど…」
「どれかな
」
両手にお皿やタオルを抱えながら
キョロキョロ、視線の方向を探してみると…
「ふふ、みっけたっ
」
「あ、何か用」
こっそり秘書たちを見ていたのに
いざ気づかれると、いつも同じ反応
大きな体をピクン、ちょっぴりオドオド
小さなお耳は下がり気味
しかし、これは
今も抜けない彼のくせ
「猫の部屋」にやって来た時
とても怖かった頃から変わらない
反応なのです
「おはよう、タマちゃん
」
「元気にしてた」
一見、怖がっているかのように見えるタマちゃん
しかし、本当は…
「…可愛いぞ
」
「嬉しいの」
いつも、お耳は下がってしまうけど
お腹を撫で始めるとゴロゴロ転がって
伸びたり、丸まったり
可愛らしく甘噛みしたり
「タマちゃんは、何か冬向きだね
」
「うん、何となく湯たんぽっぽい
」
手のひらに転がる真ん丸頭
ずっしり丸みを帯びた
フカフカの背中
ツヤツヤした毛並みの彼を撫でると
ホカホカした気持ちになります
大きな体に似合わず
気が小さくて、ちょっぴり怖がりで
すごく人見知りもするけれど…
タマちゃんは
人の手の温もりが好きなようです
本当は、とっても甘えたい
いつも誰かに撫でてもらいたい
そんな気持ちが伝わってきます
お外にいる時は
どうしてたんだろう
ちょっぴり強面にも見える
大きなタマちゃん
今の彼は、見た目とのギャップが
最大の魅力だけど…
タマちゃんには
不器用なところがいっぱいあります
きっと、お外にいた時は
もっと、もっと
不器用だったでしょう
優しい人に出会っていても
怖がりすぎて、タイミングを逃していたり
派手なアピールもできず
自分を知ってもらうことができなかったり
きっと損したことは多かったはず
やっとここまで仲良くなれた彼が
今、少しでも幸せを感じてくれたら…
いつも秘書たちは
タマちゃんが気持ち良さそうに転がると
ホッとするそうです
「よし、もうすぐタマちゃんの季節だぞ
」
「この湯たんぽ、鼻水垂れるけどね
」
そんなことを言いながら
タマちゃんをずっと撫でているので…
両手にあったお皿とタオルは
棚の上に置きっぱなし
ホウキは、壁に立て掛けたまま
こうして、秘書たちの朝の時間は
知らぬ間に経過していくのです
ある日、司令塔Aさんのお家から
とわさんちにやって来た
ヌーボくん、茶々子ちゃん、ちびちゃん
しましま３きょうだい
「とわさんちのしましま３きょうだい」
少し涼しくなってきました
とわさんには、しましま湯たんぽが二つ
何でも遊びに変えてしまう
元気いっぱいなしましま女子
モフモフした箱詰めお姉さんもご紹介
現在、茶々子ちゃん、ちびちゃん
里親さん募集中です
もちろん、リンクのご協力も大歓迎
お問い合わせは、DREAMさんまでお気軽に
「中之島公園猫対策協議会ＨＰ」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nekomat@nifmail.jp
タマちゃんは人見知りするので、少し時間が必要です
けど、ゆっくりつき合えば味わい深い魅力がいっぱい
不器用な子ほど可愛いものなのかもしれません
ちなみに忙しく作業をしている時、誰か１匹を構いだすと
気づけば足元に、黒いのやハチワレや
アピール上手の仲間たちが転がっていたり…
不公平はいけないので、秘書たちが平等に構っていると
どんどん時間が過ぎていくそうです
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