[甘える] ブログ村キーワード
12月に入り
かなり寒い日が続いています
毎年、この時期になると
電車や街中でマスク姿の人をよく見かけます
今年も、本格的な風邪の季節到来
ここ最近、一気に忙しくなった秘書たちも
何とか風邪をひかないように
注意しているようです
この秋、風邪がひどくなり
初めての入院を経験した、ゆうちゃん
現在、「猫の部屋」最長老
年が明けると11才になります
お鼻と呼吸器が弱いため
今年も少し気温が下がったとたん
一気にダウン
司令塔Aさんは、仲間たちの白い目に耐えながら
ゆうちゃんをキャリーに詰め込み
大騒ぎのまま、病院へ
猫生初めての入院
いろんな検査、大っきな注射と点滴
お鼻の洗浄、大っ嫌いなネブライザー
さぞかし、彼女は怒り心頭だろうと
思っていたのですが…
案外、普通に退院
さすがに戻った日だけは
ちょっぴり挙動不審
しかし、翌日には
普段通りのゆうちゃん復活
「さすが大物、違いますな」
「誰かさんは、ちょっと行っただけで1週間挙動不審だったぞ」
あの入院以降も
お鼻や涙目、くしゃみなど
ちょこちょこ風邪の症状は顔を出すけれど…
ゆうちゃん、元気にしています
秘書たちが初めて彼女に会ったのは
バラ園が閉鎖されてすぐの頃
公園内の喫茶店
ご飯を持ったSさんの後ろを
追いかけるように歩いていた、ゆうちゃん
すでに閉店した寒い店内で
ご飯を食べる彼女の姿を見ながら
バラ園の猫たちを見てきたSさんは
ゆうちゃんのことを教えてくれました
彼女の姉妹が
風邪をこじらせて死んでしまったこと
たった1匹、生き残った彼女が
どんなに逞しく生きてきたかということ
個性的な顔立ちが
ちょっとだけ怖そうにも見えるけれど
本当は、とても大人しくて
優しい性格だということ
ただ、ゆうちゃんは
人馴れしていませんでした
「ずっと外で生きていくなら
距離を持って接するべきだと思いましたから…」
これは、その時に聞いた
Sさんの言葉
警戒心をなくした野良猫は
危険な目に遭いやすい…
そうやって長年、接して来たのは
Sさんの愛情だと
秘書たちは感じたそうです
「猫の部屋」にやって来て
しばらくの間、ゆうちゃんが
人を必要としていたのは
お腹が空いた時
ご飯の時間になると足元にやって来て
お皿を持った秘書たちの後ろを追いかけ
食べ終わると
いつもどこかに姿を消しました
けれど、おやつの時間になると
やっぱり足元にまとわりつき
満足するまで後ろを追いかけて…
正しい野良猫の姿
割り切っているかのような逞しい姿
秘書たちは、ある種の潔さを感じたそうです
そんな彼女と仲良くなるため
秘書たちが始めたのは
おやつを手から食べさせること
最初は不思議そうにしていたけれど
ゆうちゃんは、すぐに
手に持ったおやつを食べるようになりました
しかし…
「うぎゃあーっ」
「痛っ、いたたたたたたっ」
そもそも人の手から
直接、何かを食べたことがないのだから
勢いよく噛みつき過ぎたり
指ごと爪で引き寄せたり
「本日の名誉の負傷、5本」
「よし、勝ったこっちは7本」
ゆうちゃんが満足し終わった頃には
秘書たちの両手の指すべてに
絆創膏が貼られた日もありました
ゆうちゃんと出会ってから
来月で3年
「猫の部屋」で過ごした時間
彼女がどう思い
どう感じていたかはわかりません
ただ、ゆうちゃんの小さな体を撫でていると
時折、聞き慣れた『ゲコゲコ…』の声に混じって
ゴロゴロと優しい音が聞こえてきます
「もしかしたら、今は…」
「お腹が空いた時だけ…じゃないのかもしれないね」
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
秋に入院したゆうちゃん
「猫の部屋」に戻って来てから、いつも通りに過ごしています
たくさん眠って、たくさん食べて
ずっと元気でいてほしい…
それが「猫の部屋」みんなの願いです
ちなみに退院後も
ゆうちゃんは、しっかりと大好きなミルクを飲んでくれたので
今では、毛並みもピカピカになり
ちょっとだけお顔が丸くなりました
ブログランキング参加中皆さんも風邪には気をつけてくださいね