[春を待つ] ブログ村キーワード
「猫の部屋」の一角
秘書たちが、小ドミトリーと呼ぶエリア
フカフカ、モフモフ
暖かそうな色合いの仲間たちが
暮らしています
彼らには、お気に入りの場所があります
それは、少しだけ陽が当たる窓際
自分たちのネーム入りのお座布団と
大きめの猫ベッド
気がつけば、いつもそこには
誰かが眠っています
この日、窓際の特等席を
独り占めしていたのは…
中之島公園大人猫倶楽部
三代目広報担当、ねーちゃん
いざという時には
厳しい表情を見せる
この部屋で、いちばん強い男の子
けれど普段は、どこかしらボーッとしていて
ちょっぴり天然系
おもちゃで遊んでいても
どうも彼には
彼だけのテンポがあるらしく…
結局、スピーディーな動きの
チャミやダイちゃんに
いつも、おいしいところを持っていかれます
小さな陽だまりを独り占めしながら
スヤスヤ眠る、ねーちゃん
この部屋では、よく見かける風景です
それは、いつ見ても
絵になる風景
柔らかな手触りの毛並み
茶色と白の優しい色合い
眠っている彼を見ていると
ポカポカした春の陽射しを思い出します
今日は、特等席を独り占め
…だと思ったら
どうやら、彼には
友だちが一緒だったようです
どこから連れてきたのか
ねーちゃんのそばには
なぜか、ワンコのぬいぐるみ
多分、そのお腹には
大好きなキャットニップ
秘書たちが、目の前にワンコを置くと
ねーちゃんは、眠そうだった目を
パッチリと開けました
今、目の前にいるのは
いつもの姉弟たちじゃなく
小さな友だち
両手に抱えて
不思議そうな表情
時折、柔らかい肉球で
ちょんと突っついたり、転がしたり
ひっくり返ってしまったワンコを
そばに引き寄せようと
ぐんと手を伸ばしたり…
ボーッとしながらも見つめる、ねーちゃん
ワンコは、何も言ってくれません
転がしているうちに
くしゃくしゃになったワンコの頭
それを撫でつけるように
最初は、優しくグルーミング
だんだん動きが速くなってくるのは
眠っていた頭が
回り出したからなのか
ワンコのお腹のキャットニップが
そうさせたからなのか…
さっきまでは
ボーッと見つめていたはずの目の中
キラッとした怪しい光が瞬きはじめ
どんどん激しさを増していく
グルーミング
グルーミングの合間
手慣れたような
押さえつけての甘噛み
すでに甘くないように見えました
この特等席でウトウトしながら
グルーミングし合う茶白たちの姿
これも、よく見かける風景
しかし、時折
誰かが鼻の頭をケガしていたり
不思議な方向に
ヒゲが曲がっていたりするのは…
少し謎が解けたような気がしました
ちょっぴり危険を伴う
特等席での日向ぼっこ
けれど、小さな陽だまりの中
寛ぐ彼の姿を見ていると
やっぱり、春の陽射しを思い出します
春よ、来い…
今日のおまけ
ねーちゃんには
ハートのぶちがあります
「前と比べて、ちょっと縦長になった」
「それって、もしかしたら…」
多分、どこかに反比例して
シャープになった、ねーちゃんのハート
それでも、このハートを見たら
幸せな出来事が起こる
…かもしれません
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
先週末から、かなり寒い日が続いています
大阪市内では、三年ぶりに雪が積もったのだとか。
まだ公園に取り残されていた頃
吹雪やみぞれ混じりの雨の夜
仲間たちとくっついて、震えて過ごしたことを思い出しました。
雪の日、台風の日、真夏の暑い日…
厳しい季節には
いろんな場所で暮らしている、まだ見ぬ仲間たちを思い
いつも心が痛くなります。
一生懸命に生きている命たちに
春の暖かな陽射しが
少しでも早く訪れることを願いながら…
「いのちつないだワンニャン写真コンテスト in 生駒」
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