[心] ブログ村キーワード
今日は、すごく寒い一日でした
京都の空には
粉雪が舞っていましたよ
そこからも雪が見えましたか
お家猫になったあなたが
少しの間だけ暮らした、この街
やっぱり、3月になっても寒いです
窓際に座って
くるくる舞う雪を見ていたら
公園で過ごした最後の冬のこと
思い出しました
あなたに初めて会った冬
あの冬は
雪の降る日が、とても多くて
公園は何度も真っ白になりましたね
「あの子は、誰にも馴れない…」
「気が強くて、凶暴だから…」
公園にいた頃のあなたを
そんな風に言ってた人がいました
確かに、あの頃のあなたは
簡単に心を開かない堅い雰囲気をまとっていて
何かあれば、体の大きな男の子にも
勇敢に立ち向かって…
けれど…
あなたの真実の姿を見た時
あの堅い雰囲気を、あの強気なイメージを
まとわなければいけなかった
あなたが切なくて仕方ありませんでした
あなたは、誰よりも優しくて
争いごとが嫌いでした
どんな時でも
思いやりに溢れていて
誰に対しても、いつも平等でした
あの頃、いつも近くには
大きな丸い目に穏やかな光をたたえた
あなたがいました
笑いながら、顔を近づけると
冷たく湿った小さな鼻をくっつけてくる
あなたがいました
どんなに言葉を尽くしても
わかり合えないことは多いけれど
言葉などなくても、わかり合える相手となら
心は通じ合うのだと知りました
たとえ、それが
人であっても、猫であっても…
一緒に時間を過ごす中で
あなたに、どれだけ支えられたことでしょう
どれだけ大切なことを教えてもらったでしょう
悲しい時も、苦しい時も
あなたの前では、自然と素直になれました
すべてを包む込むような
不思議な力を持つあなたを
私たちは、頼っていたんだと思います
きっと、無意識のうちに
多くのものを求めてしまっていたでしょう
優しかったあなたが
それを重荷に感じていなかったら
いいのですが…
あなたは、あなたを心から愛する人と出会い
春の陽だまりのように
温かい時間を過ごしました
なにひとつ無理していない
自然な姿のあなたは、とても幸せそうでした
あの姿を見られたことが
私たちには、とても幸せでしたよ
タエ、本当にありがとう…
第一秘書&第二秘書
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
タエちゃんが空へ旅立ってから一年が経ちました。
とても穏やかで、人にも猫にも優しかったタエちゃん
公園での暮らしは、すごく無理をして頑張っていたのでしょう。
幸せなお家猫として猫生を終えられたこと
タエちゃんは、嬉しかっただろうと思います。
「猫の部屋」の風紀委員と呼ばれたタエちゃんについて
以前、第二秘書は「ある夢」を見ました。
今、変わろうとする大阪の公園と、そこに暮らす野良猫たちの未来を
彼女は、どんな思いで見つめているでしょうか…
タエちゃん、いつかまた会えるよね…