[助け合いの心] ブログ村キーワード
「猫の部屋」の仲間たちは
すべてが大人猫です
全員、外での厳しい生活を知っています
猫は、犬のように
四六時中、行動を共にするような群れは
持たないと言われます
けれど、私のそばには
いつも仲間たちがいました
家族同様、ずっと一緒に暮らしてきた
大切な仲間たちです
仲間たちの誰かが
子供を産めば
みんなで一緒に見守りました
子供たちのお母さんじゃなくても
誰かが、一緒に遊んだり
毛づくろいをしたり
時には、叱ったりしました
そういう環境で
子供たちは成長していきました
新しく誰かが迷い込んできた時
その仲間が何を求めているかを
しっかりと観察しました
もしも、それが
テリトリーを荒らそうとする者なら
強いボス猫が身を挺して
しっかり守ってくれました
けれど、それが
行き場をなくし、悲しみに暮れる者なら
優しい視線で見守り、みんなで支えました
そうやって、多くの仲間たちを受け入れ
また、多くの仲間を見送りました
きっと、他の場所に暮らす
野良猫たちにも
そんな群れが存在するのでしょう
ゆうちゃんは
「猫の部屋」の最長老
すでに10才を超えた、おばあちゃん猫です
昨年秋、体調を崩した時には
初めての入院生活を経験しました
長くて厳しい外での経験
年齢的にも心配なことばかりでした
けれど、ゆうちゃんは
二週間ほどの入院生活を乗り切り
「猫の部屋」に帰ってきました
ミルクを飲み、大好きな焼きかつおと
Wさんのささみを食べて
元気に過ごす彼女には
一生懸命に生きる力が、いつも溢れています
公園で暮らしていた頃のゆうちゃんは
とても面倒見の良い猫でした
特に、新しくやってきた仲間たちには
お母さんのように慕われ
毎日のように、若い子たちを引き連れて
公園内を歩いている姿が見られたそうです
「猫の部屋」に来てからは
そこまでの姿はなかったけれど
いつもマイペース、のんびり過ごす彼女に
秘書たちは、ちょっぴり安心したものでした
きっと、今まで
すごく頑張ってきただろうから
もう何も心配せずに過ごしてほしい…
誰かの面倒を見なくてもいい
自分の好きなように
のんびり過ごしてくれたら…
けれど、ゆうちゃんは
やっぱり外にいた頃の気持ちを
忘れてはいませんでした
茶白たちがやって来た時
いつも様子を伺うように
彼らのケージの前で過ごしていたゆうちゃん
1匹ずつのケージを回り
茶白たちを見つめる彼女の顔は
とても優しく、穏やかでした
とても怖い思いをしながら
公園に辿り着いた茶白たちは
とても傷ついていました
人が少しでものぞき込むと
箱にもぐりこんだり、唸り声をあげたり
警戒心をあらわにして
ご飯すらも食べてくれなかった茶白たち
時には優しく庇い、時には叱りつけ
大きな心で包みこまれたことで
心細かったであろう茶白たちは救われました
今、彼らが無邪気な姿を見せているのは
あの頃のゆうちゃんが
しっかりと伝えてくれたからだと思います
ここにいるみんなは
あなたたちの仲間だということを…
一緒に生きていこうということを…
あの頃、目の前に座るゆうちゃんに
ケージ越しに手を伸ばして
いつも何かを伝えていたダイちゃん
やっぱり彼は、今でも
彼女の姿を見つけるたびに
何度も呼びかけています
私や仲間たちは
人のように言葉を持ちません
だから、伝えられないこともたくさんあります
けれど、それぞれ感情があります
自分たちだけでは
どうすることもできないけれど
それぞれ思い描いている願いがあります
私や仲間たちは
誰かのために生きてきたのではなく
自分のために生きてきました
そして、大切な仲間と共に生きてきました
言葉なんかなくても
まわりにいる人たちに
ちゃんとそれを伝えてきたんです
単独行動を好むといわれるけれど…
私や仲間たちは、生きていく中で
助け合い、協力し合うことを学びました
そして、そこから生まれるものが
とても大きいことを
ちゃんと知っています
「東京キャットガーディアン」さんのSippoTV
↓ 写真をクリックするとご覧いただけます ↓
「東京キャットガーディアン」さんから写真をお借りしました
ご協力、ありがとうございました
「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」
担当者さんのインタビューを配信中です
「犬猫を守る大阪市民の会」さんが
ボランティアのためのネットワークづくりの会を
立ち上げられるそうです
↓写真をクリックすると拡大されます↓
HPなどは準備中だそうですが
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