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中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-

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☆「猫の部屋」の仲間たちのことを
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2010年11月19日放送　関西テレビ
◎スーパーニュースアンカー

2010年3月10日放送　関西テレビ
◎スーパーニュースアンカー

2010年3月3日放送　読売テレビ
◎かんさい情報ネットten！

2010年4月2日　産経新聞朝刊
◎中之島のネコ避難所　大阪市が設置期間延長

2010年3月3日　産経新聞朝刊
◎中之島の捨てネコどこへ
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2009年12月26日　朝日新聞夕刊
◎野良猫保護作戦　54匹に飼い主　
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◎いのちの物語　第二回
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「COMVO ８月号 vol.148」
◎週末３時間の過ごし方
ボランティアスタイルDAY
～猫と共に過ごし、街の動物愛護を考える～

「＋LUMINO ８月号」
◎この夏チャレンジ！
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～中之島公園猫保護活動ボランティア～

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Vol.27」
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～各地の取り組み・大阪～

「猫ふんじゃったなFREE PAPER Vol.1」
◎ノラ猫のためのblog～
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「市民活動情報誌　ウォロ（Volo）
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「動物法ニュース 32号」
◎特集　野良ねこ問題
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～中之島公園猫対策協議会～

「猫びより　2016年9月号 No.89」
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◎大阪･中之島公園の猫ボランティア
よろしかったらこちらもご覧ください。

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2011.05.08

「猫の部屋」のノートたち

(5)

テーマ：☆動物愛護☆(3966)

カテゴリ：日常生活

[歴史] ブログ村キーワード

「猫の部屋」の作業場
棚の上にある衣装ケース

その中には、何十冊ものノートが並んでいます

今では、その存在に気づいていない
お当番さんたちも多いけれど
このノートは「猫の部屋」を語る上で
とても貴重な資料

そして、秘書たちにとっては
想い出が、ぎっしり詰め込まれた
とても大切なものなのです

お当番の日には
いろんなことがあります

仲間たちのご飯を作って、片付けて
掃除して、洗濯して、おもちゃで遊んで…

通常の作業以外にも、来客があったり
突発的なことが起こったり
もしかしたら、何もない日のほうが
少ないかもしれません

きっと、秘書たちだけでなく
他の曜日のお当番さんたちも
同じだと思います

だから、案外
「連絡ノート」を書くのに
時間がかかるのだと聞きました

チーム日曜日、新メンバーのTさんは
先日、こんなことを言って
笑っておられました

「この前、誰がノートを書くかで大変だったんです」

その日は、いつもノートを書いているお当番さんが
お休みだったそうで
書くのが苦手なお当番さん同士
どうしようと悩んでいたとか…

「猫の部屋」がスタートした日から
現在まで、一日も欠かさず続いているのが
この「連絡ノート」です

いろんなパターンを試行錯誤しながら
現在は、二種類

仲間たちの様子や周知事項
イベントや来客、物資搬入の内容など
その日あった、すべてのことを記録するノート

そして、朝夕のご飯内容
一匹ずつの食欲の有無
トイレの状態などをチェックする日誌

それ以外にも
予後観察中の仲間がいる時には
専用のノートが登場したり
投薬状況を書き込む一覧表などもあります

情報を共有すること
記録を残していくこと

それが「連絡ノート」の目的です

中之島公園が閉鎖された時
秘書たちが知っていたのは
剣先と呼ばれる公園東端に暮らしていた
私と仲間たちだけでした

それ以外の場所には
足を踏み入れたことさえなく
どれだけの数の仲間がいるのか
何もわかりませんでした

そのため、全員の保護が決まった後
いちばんに始めたのが
公園全域に暮らす仲間たちの個体識別

それは、以前くーちゃんが話していた通りです

「猫の部屋」初期のお当番さんたちも
公園が閉鎖されてから
猫がいるのを知ったという人が大半でした

そのため、一匹ずつの情報を共有しながら
仲間たち全員をしっかり覚えることが
とても重要だったのです

保護してから、一匹ずつの毎日の様子や
一日の出来事を書きとめるために
誕生した「連絡ノート」

当時は、捕獲や手術が
連日で行われる日々
その日に入ってくる情報や周知事項は、かなり多く
様子を見なければならない仲間たちの数も
今とは比べものにならないほどでした

しかし、いつも同じ人が
「猫の部屋」にいられるわけでもなく…

だから、作業に来た人は
伝えたいことをすべてノートに書いておきました
そして、次に来た人は
まずはノートで今の状況を確認してから
作業に入っていました

例えば、そこにいる猫のことを
毎日、お世話する誰かが知っていても
その人がいなければ、何もわからない

そんなことは多いと思います

だから、どうしても知っている誰かだけに
すべての責任が行ってしまう
その人は、休むことさえもできなくなる
どんどん負担は大きくなってしまう

もし、そうなってしまえば
結局、どこかで破綻してしまうでしょう
そんな時、巻き込まれてしまうのは
いつも猫たちだから…

誰かがひとりで背負い込むのではなく
無理しないように
同じ気持ちで猫たちを思う誰かと
役割を分担していけるように…

「猫の部屋」のノートには
そんな思いも込められていたように思うのです

毎日、会ったり話したりできない者同士が
今も交代で作業している「猫の部屋」

とても単純な方法だけど
必要なことを確実に伝えるため
ノートの存在は、当時と変わりなく
とても大切です

そして、それを読むたびに
「猫の部屋」にやって来る人たちの様子や
気持ちまでもが伝わってきて…

なかなか会えなくても
みんなで一緒に頑張っていることが
実感できるものでもあります

この何十冊のノートは
「猫の部屋」のすべてが詰まったもの
歴史そのものだと思います