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テーマ:猫の気持ち(26)
カテゴリ:日常生活
[猫パンチ] ブログ村キーワード
皆さんは、人慣れしていない猫に 叩かれたことはありますか 普通の生活でなら そんなシチュエーション なかなか、ないのかもしれませんが… けれど、野良猫に関わったことがある人なら 一度や二度、三度、四度… 経験したことがあるでしょう 秘書たちの初体験も もちろん「猫の部屋」でした 今でこそ、トボけた表情で のんべんだらりとした仲間たちですが その頃は、ほとんどの子が 恐ろしいほど、目をつり上げて 耳近くまで開いた口から キラリと牙を光らせていました 全開にした爪は 目にも留まらぬほどの速さで動き 気づいた時には、手の甲や腕から 血がしたたり落ちていました 全く、その速さときたら 風を切り裂く、かまいたちか 手練れの居合切りのようで… 痛みより、何より とにかく感心するほどでした 普通、外にいる野良猫に 大きな声で威嚇されたり 尖った爪を振りかざされれば 多くの人は「怖い」と思うでしょう 確かに、あの時の表情と来たら どんなに小さな子でも 最高に恐ろしい顔をします 少し前まで 陽だまりで昼寝する姿を見せていた猫と 本当に同じ猫なのかと 疑いたくもなるはずです けれど、威嚇された人が 「怖い」と感じる以上に 威嚇している猫は 相手を怖いと思っているのです 猫は、無駄な争いを好まないですから 自分の領域に、人が踏み込んだりしなければ そのまま昼寝を続けるでしょう けれど、穏やかな寝顔に惹かれて ついつい、デッドゾーンに入ってしまえば 一瞬で、戦闘態勢に早変わり 自分の持つ武器を振りかざして 威嚇しているのは とても、怖いけれど 自分の身を守るため… 考えてもみてください 猫にとってみれば、人は自分の体の 何倍もある大きさです 全く知らない、そんな相手が 逃げても、近寄ってきたとしたら 誰だって、最初は敵だと思うでしょう 恐怖を感じてしまうのも 無理はないと思いませんか 「猫の部屋」の仲間たちの場合も 何だかわからないまま、捕獲され ケージに入れられた時点で すでに恐怖は、ピークを迎えていました ケージの中に、手が入ってくれば 毎回、かまいたちのような速さで 力いっぱい攻撃するのも 仕方がないと思いました たとえ、その手が 自分の使ったトイレを きれいにしようとしていても 温かくなったカイロを握っていても そして、おいしそうな匂いのするご飯を 持っていたとしても… もしかしたら、自分の攻撃のせいで ご飯がひっくり返り 自分の口に入る量が減った時 初めて、ちょっとだけ 「しまった」と思うのかもしれないですが… そんなこんなで 以前は、いったい休みの日に何をしてたのかと みんなから怪しまれた秘書たちの手 最近は、傷を作ることもなくなりました それどころか、一緒に遊んでいて たまに、歯や爪の先が当たってしまうと 今では、仲間たちのほうが 申し訳なさそうな顔をするのです 病院に行く仲間を洗濯ネットに入れている時 嫌がって、足や手をぶんぶん振り回していても 気づけば、以前なら全開だった爪は しっかりと中に入れています そんな仲間たちの 申し訳なさそうな顔や 中に入れられた爪を見るたびに… 秘書たちは、何だか 嬉しくなってしまうそうです ・・・・・・・・ 「ちょっと待ったっ」 「うん、そうだよ、間違ってはいないよ、けど…」 えーっと、何か反論があるんですか 「けど」、なんですか… 「唯一、いまだに流血騒ぎを起こすヤツが…」 「しかも、今までとは違うシチュエーションでだよ」 ・・・・・・・・ 秘書たちの話をまとめると… いまだに騒ぎを起こす犯人 それは、チャミ もちろん、チャミだって 以前のように威嚇したり 何もないのに、叩いたりはしません しかし、なぜ血が流れてしまうのか 実は、彼は差し出された指を 甘噛みするのが好きなのです あくまでも、噛み方は優しく 可愛らしく、はぐはぐ その上、ご丁寧にも 指先をペロペロ舐めながら… いつも、チャミの前に行っては 人差し指を差し出し 可愛い表情で、指を舐める彼を見るのも 秘書たちの楽しみのひとつ しかし、さすがの秘書たちでも 一日中、甘噛みしてもらうわけにはいきません ご飯を作らねば、暴動が起きるし 掃除をしなければ 荒れ放題になってしまうのです タイミングを見計らい そっと、人差し指をひくと… 「いでででで…」 目の前から消えようとした人差し指を なぜか、離すまいと 全力で掴むチャミ もちろん、猫ですから 握って、引っ張るわけではありません 指の上には、懐かしや全開にした爪 ぐっさりと突き刺し 自分のほうへ、引き寄せようと… しかも、その動き やはり、かまいたち並みの速さ もちろん、秘書たちに かわせるはずもなく… 「…というわけなんだよ」 「あれはなに反射的にああなるの」 えーっと… それは、チャミに聞いてみないと わかりませんが… チャミなりの愛情表現ですよ、きっと 「公園ねこについて考える」セミナー 【日時】 2011年11月5日 午後2時~4時 【場所】 TKP大阪本町ビジネスセンター7階 【定員】 150名(先着順) 【お問い合わせ先】 大阪市ゆとりとみどり振興局 緑化推進部管理課管理グループ 電話 (06)6469-3821 FAX (06)6469-3895 詳しくは「10月3日の日記」をご覧ください この街に暮らす公園ねこの未来を みんなで考えてみませんか 新しい試みを大阪から全国へ…
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
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