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中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-

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☆「猫の部屋」の仲間たちのことを
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2010年11月19日放送　関西テレビ
◎スーパーニュースアンカー

2010年3月10日放送　関西テレビ
◎スーパーニュースアンカー

2010年3月3日放送　読売テレビ
◎かんさい情報ネットten！

2010年4月2日　産経新聞朝刊
◎中之島のネコ避難所　大阪市が設置期間延長

2010年3月3日　産経新聞朝刊
◎中之島の捨てネコどこへ
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2009年12月26日　朝日新聞夕刊
◎野良猫保護作戦　54匹に飼い主　
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「ペティオマガジン vol.45」
◎いのちの物語　第二回
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～猫を巡る救出劇で生まれた公民協働のカタチ。～

「COMVO ８月号 vol.148」
◎週末３時間の過ごし方
ボランティアスタイルDAY
～猫と共に過ごし、街の動物愛護を考える～

「＋LUMINO ８月号」
◎この夏チャレンジ！
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「市民活動情報誌　ウォロ（Volo）
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「動物法ニュース 32号」
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～中之島公園猫対策協議会～

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「猫びより　2012年5月号 No.63」
◎大阪･中之島公園の猫ボランティア
よろしかったらこちらもご覧ください。

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テーマ：猫のいる生活(139085)

カテゴリ：日常生活

[出会い] ブログ村キーワード

ボクは、今
週に３回、病院に通っています

ボクの体の中にある腎臓っていうところが
悪くなってるんだって
秘書たちが教えてくれた

ボクたち猫は
あまり、水を飲まない動物だし
腎臓の機能自体
元々、そんなに強くないから
どうしても悪くなる子は多いんだって…

病院に行く時
いつも、ボクは箱の中で
大きな洗濯ネットに入れられる

その時、ちびた姉ちゃんは
必ず、そばに来て
第一秘書を見てるんだ

「ちびた、モデル借りるね」
「お留守番よろしくね」
「あとでロマンと３人でご飯食べようね」

ネットに入ったボクを抱っこしながら
話しかける第一秘書に
ちびた姉ちゃんは、何度もまばたきをして
いつも静かに見送ってくれる

それから、第一秘書は
大人しく腕の中にいる
ボクをぎゅっと抱きしめて
頭を撫でながら、こう言うんだ

「みんな待ってるから、早く帰ってこようね」

だから、ボクは最近
床に置いたキャリーの扉が開けられると
自分で中に入ることにしてる

もちろん、今も病院は嫌い

できたら行きたくないし
注射もしたくはないけど…

どうせ行かなきゃならないなら
嫌がっても仕方ないし
だったら、早く行って
早く帰ってこようって思ったんだ

だって、ちびた姉ちゃんもロマンも
ボクの帰りを待っててくれるから

小さな頃から、ずっと一緒で
離れたことのないちびた姉ちゃんと
ボクの弟分のロマン

ふたりがいる場所
待っててくれる場所が
今のボクの「家」だって思ってるから…

ボクたち野良猫に
「家」という概念はない

前に、こんなことを言ったと思う

だって、物心ついた時から
ずっと外で暮らしてたし

それに、そばにいたのは仲間たちだけ

お昼には、たくさんの人がやってきて
ボクたちにご飯をくれたし
一緒に遊んでくれたけど…

一日中、そばにいて
ボクたちの暮らしを見てくれる人はいなかった

だから「家」とか「家族」とか
ボクたちは、知らないんだ

最初に聞いた時も
正直、ピンとこなかったよ

でも、秘書たちは
ボクたちに「中之島」という苗字を付けた

それでね、こう言ったんだ

--- みんなの本当の居場所が見つかったら
ずっとそばにいてくれる家族と同じ苗字になるんだよ ---

苗字って、ファミリーネームっていうんだね
家族に共通する名前

ボクたちは
「家」も「家族」も知らないけれど
ここにいる間は、みんなが家族なんだって

ボクの今の「家族」の中には
人に甘えられない子が多い

撫でられたり、抱っこされたりは苦手だし
知らない人が来ると
すぐに隠れてしまうし
怖くなって、怒ってしまう子もいる

もちろん、悪気なんてないし
ただ、緊張するから
そうなっちゃうんだけど…

だから、悲しいことに
ホントの性格とか、いいところとかを
初めて会う人には、アピールできない

ボクたちは、全員大人猫だから
子猫みたいな柔軟性はないし
たぶん、今が精一杯

これ以上、変わることは
やっぱり、すごく難しい…

でも、秘書たちはいつも言うんだ

--- 見かけが気に入ったとか
条件が合うとかではなく
その子自身をしっかり見てくれる人
時間をかけて、心をほどいていける人 ---

そんな人との出会いを
焦らずに待ってればいい、って

毛色とか性別とか、年齢とかじゃなく
ボクたち1匹1匹のことを
ちゃんと知って、望んでくれる人でないとね、って

いろんなこと考えたりもするけど…

今のまま、変わらずに
ここにいればいいんだと思ったら
ボクは、すごくホッとしたよ

そんな出会いがやって来るまで
秘書たちは、そばにいるって言ってた

もう、ボクを一人ぼっちにしないし
仲間たちを一人ぼっちにしないし
いつでも「大好きだよ」って言うって

だから、だね

病院で注射を待ってる時
いつも、ボクの頭を撫でながら
秘書たちは、何度も言うんだ

「モデル、大好きだからね」
「ここにいるからね…」
「いっぱい、いっぱい好きだよ」

もちろん、一緒に通ってるフクちゃんも
いつも同じように言われてる

ボクは、病院が嫌いだけど
もしかしたら、そんな時間は
嫌いじゃないかもしれない

ボクを待っててくれる…
ボクを大好きでいてくれる…

そんな存在がいるってことだけで
どんなことがあっても
元気になれる気がするよ

「中之島公園猫対策協議会ＨＰ」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp

長い間、野良猫として生きてきたから
今も「猫の部屋」の仲間たちの多くは、甘えるのが下手です。
けれど、そんな不器用な仲間たちでも
どこかに出会うべき人がいることを信じています

そんな出会いが訪れるまで
秘書たちは、ずっとそばにいて仲間たちに言い続けるでしょう。
「大好きだよ…」と
　
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最終更新日 2012.03.09 05:24:21
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