最近、悲しいことばかりが続いています
さすがに、秘書たちは
ずっと元気がありません
あまりにも短い間に
いろんな出来事がありすぎたので
頭の中も整理できず
追いついていかないのだと思います
けれど、また…
悲しいご報告をしなければなりません
5月16日水曜日
「猫の部屋」の卒業生コウイチ改め
コウちゃんが虹の橋を渡りました
ずっと元気だったコウちゃんが
突然、食欲をなくしたのは
亡くなる数日前のことでした
診断結果は、腎不全と
高ガンマグロブリン血症
急激に起こったからなのか
すでに、危険な状態だったそうです
そして…
その診断から、二日後
彼は逝ってしまいました
コウちゃんは、全く馴れていない大人猫でした
それでも、Ｈさんご家族は
そのままのコウイチを受け入れて
仲良しのペペちゃんとともに
迎えてくださったのです
触れなくても、ゴロゴロ甘えなくても
一緒に暮らす時間が長くなるにつれて
少しずつ縮まる距離を
Ｈさんは、喜んでおられました
お家猫になったコウちゃんが見せていた
仕草や表情は
家族の側にいることに安心し
信頼しきっているからこそのもの…
とても不器用な彼が
一生懸命甘えている姿だと
いつも、私は感じていました
そんな幸せが、もっともっと続いていくと
誰もが信じていたのですが…
コウちゃんを診察した先生から
Ｈさんは、こう告げられたそうです
「このままでは、明日・明後日でもおかしくない…
この子本人には聞けないので、つらいとは思いますが
今後の対応をＨさん自身で決めてあげてください」
Ｈさんは、すぐに連絡をくださり
ご家族で治療方針を話し合われました
いただいたメールには
コウちゃんの様子と
Ｈさんのつらい気持ちが書かれていました
----- 点滴後、少しだけ気分がいいのか部屋から出てきて
家内に小さな声で鳴いたそうです
昨夜は、浴室の脱衣所のところにいて
私の姿を見ると、慌てて自分の部屋に戻りました
今朝は、いつも絶対に来ない私の寝室の物陰に隠れていました
見つけた瞬間、よろめきながらでもジャンプをして
自分の部屋に一目散に戻っていきました
この行動は、何かを訴えたいのかなと思い
理解してやれない自分が悔しいです -----
その翌日
コウちゃんは、旅立ちました
あ・り・が・と・う
きっと、コウちゃんは
Ｈさんと奥さんに
そう伝えたかったんだと思います
不器用なコウちゃんだけど…
心を許していた人たちに
幸せをくれた大切な家族に
精一杯の気持ちを伝えたんだと
私は、そう思っています
そうだよね、コウイチ…
「中之島公園猫対策協議会ＨＰ」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
もう、言葉になりません…
今はただ、コウちゃん…
コウイチの冥福を祈りたいと思います
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Ｈさん、ご家族の皆さん、本当にありがとうございました
