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テーマ:猫のいる生活(139059)
カテゴリ:日常生活
まだまだ、暑い時期 無駄に動くと体力を消耗するからなのか 案外、よく寝ている仲間たち けど、まあ… 寒い時期も、丸くなって寝てるし 春や秋も、気持ち良さそうに寝てるし 結局のところ 一年中、寝てるみたいなものだけど… 「しっかし、いつ見ても、すごい寝相だけど…」 「敵襲があれば、すぐにやられるな」 無防備というのを通り越し 時々、写真を撮るのも躊躇するほど 恥ずかしい格好 この状態まで、熟睡すれば 少々、飛び出た足や手を突っついても 彼らは、気にすることなく眠り続けます 「このだらしなさ、実は嬉しいんです」 「うん、昔はこんなことしなかったから…」 確かに、仲間たちが 「猫の部屋」に来た当時 秘書たちは、こんな姿を見るようになるとは 思いもしなかったのです 警戒心をあらわにして 威嚇を繰り返していた彼ら ご飯を食べるのも、ぐっすり眠るのも 人の気配を感じなくなってから… たまに、うとうとしているのを 秘書たちが、ちらっと見ただけで すぐに気配を感じて、目を覚ましました 真正面から向けてくる 鋭い視線を少しも反らそうとしなかった彼ら あの頃、仲間たちは まさに典型的な野良猫でした 今もなお、仲間たちの多くは 人に撫でさせることも 甘えることもできません 人見知りだし、無理に近づくと逃げるし 時々、怒ることだってあります 普通なら、それだけで 馴れていない猫だと判断されるでしょう 病気やケガをした猫以外で 通常、保護対象となるのは 子猫や人馴れしている猫たち 里親さんの見つかる可能性の高い 猫たちが多いと思います その基準で考えると 今いる仲間たちのほとんどは リリース対象だと言われる性格かもしれない もしも、中之島公園ではなく 他の場所で生きていたとしたら… もしも、再整備工事がなかったとしたら… もしも、全頭保護することを 認められていなかったとしたら… たぶん、ひとつでも 今と条件が違っていたとしたら 彼らは、ここにいなかったのかもしれません ただ、ずっと見てきた秘書たちには 今の彼らが、以前とは比べものにならないほど 変わったことがわかります 今が仲間たちにとっての 精一杯かもしれない… けれど、穏やかな視線とか ちょっとした行動とか 気をつけていないと気付かないほどの とても、小さなサインだけど… 上手に表現できない彼らが 甘えていることや、頼っている様子は 見え隠れしているのです その中でも、このだらしない寝相は すごくわかりやすいサイン この場所に安心できなければ そばにいる人間を信頼していなければ こんな姿、見せられないのだから… そんな「猫の部屋」に 昔の仲間たちを思い出させるような 新入りさんがやってきました 今、ひめは あの頃の仲間たちのように 少しずつ、いろんなことを 見極めている最中 自分にとって、この環境が 安心できる場所なのかどうか そばにいる人間たちが 信頼に値する相手かどうか まだ、目が合えば こちらを凝視します 話しかければ、すごく驚いて 固まってしまうことも多いです うとうとしている姿を こっそり見ていても やっぱり、気配を感じるようで 慌てて、姿勢を正しています 「アレ見てたら、何か懐かしいな…」 「うん、まだ笑っちゃうほどぎこちない…」 ここから、彼女が だらしない格好で眠るようになるまで また、かなり時間はかかるけれど… 急かさず、焦らず 彼女のペースでゆっくりと 「猫の部屋」を見極めてもらいたい いつか、必ず その日が来ることはわかっているから… こんなに不器用で 上手に甘えられない彼らだけど… 実は、とても魅力ある存在だということを これからも伝えていこうと思います 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 大ドミトリーの新入りさんのひめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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