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テーマ:猫のいる生活(139065)
カテゴリ:日常生活
ある時は、カミナリと大雨 ある時は、たくさんのお客さま ここ最近 突然、騒がしくなることの多い「猫の部屋」 カミナリに大雨、大嫌い けど、遊んでくれる人が来るのは ちょっと嬉しい それまでは、ぼーっとしていたくせに にわかに活気づく仲間もいれば ぼーっとするのは変わらないけれど 時々、様子を伺う仲間もいて… どちらも、それぞれマイペース 「けど、究極のマイペースと言えば…」 「うん、ヤツだよね」 どんなに静かでも、どんなに騒がしくても 昼間の彼は、いつも… 「寝てます」 「うん、寝てます」 小さな箱に、大きな体を詰め込んで きっちきちになって眠るタマちゃん 朝、半分眠ったまま 前に置かれたご飯を食べる 昼、ほとんど動くことなく きっちきちの箱の中 すやすやと完全熟睡 暑くても、寒くても あまりに動かない彼が気になって 秘書たちがのぞき込んでみると… 「また、あんな顔になってるし」 「もう、子供泣くからね…」 大人の秘書たちでも 最初は、かなり驚いた パンチの効きすぎている寝顔 しかし、慣れというのは恐ろしいもので 今では、その顔も 可愛らしいと思うわけです そして、夜 目が覚めた時からが 彼にとって、一日の始まり ちょろちょろと姿を現し お水やご飯のお皿を渡り歩く ここらで爪とぎ、ここらでスリスリ 「あ、起きました」 「うん、起きました」 昼間とは、うって変わって 秘書たちのまわりにも ちょろちょろやって来るタマちゃん 頭に手を伸ばそうとすると… いつものように、両耳は水平 低い姿勢で、じりじり後退 けれど、手が頭に触れたとたん… まるで、頭突きをするように 手のひらに、どーん そのまま、手のひらに頭を乗せて 顔をすりつけてくる彼 「あ…、鼻水ついた」 「…」 どう考えても、撫でるまでの様子は 拒絶にしか見えないのに… この、どーん以降は 喜んでいるようにしか見えない 「普通なら、撫でられるの嫌いだと思うよね」 「実は、撫でられるのも甘えるのも好きだという…」 そうなんです 今の「猫の部屋」 撫でて甘えて、スリスリするのは若干名 その中の輝かしい1匹 それがタマちゃん 大きな体、強面の顔 けれど、気弱で大人しい彼 昔から、撫でられるのが大好き ブラッシングだって大好き けれど、あんなに耳をさげて じりじり後退していくタマちゃんを見たら… 新しいお当番さんでさえ たぶん、彼が甘えん坊だとは思わないはず 「だいたい、起きて、動いてるタマを見られたかどうかも…」 「うん、かなりの確率で箱詰めだからね」 いちばん最初に 箱から出てきたタマちゃんの 全身像を見た時 その立派な骨格に 寝顔と同じくらいの衝撃を受けたと 秘書たちは言います なんだか、ちょっぴり 損してるように思う彼の性格 けれど、タマちゃん たぶん、まったく気づいてない 「タマ、今日ね、お客さん来たの知ってる」 「ちなみに、さっき雨降ったのは」 そう聞かれて、きょとんとする彼 もちろん、そんなことだって なにも、知らない 気づいていない… どんなに大きなカミナリで 仲間たちが怖がっていても… タマちゃん、普段と変わることなく 寝る時は、寝る でも、もしかしたら 怖がっているかもしれないと のぞきに行っても… 少し薄目を開けるくらい もちろん、その薄目になった顔も 愛嬌たっぷり、パンチの効いた寝顔 ぐーぐーと、いびきなんかも聞こえてきて… 「まあ、怖いことなら気づかなくていいから」 「うん、そのほうが幸せだもんね」 でもね、タマちゃん… キミを優しく撫でてくれる人が来た時は 気づいてくれたらいいな 「おおさかねこネット」さんからのお知らせ 第13回おおさかねこネット「猫の里親会」 日時/2012年10月7日(日)13:30~16:30 場所/本町 愛日会館5F 大阪市中央区本町4丁目7-11 TEL:06-6264-4100 詳細は「おおさかねこネット」さんのブログをご覧ください どの子もみんな幸せになりますように… 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 仲間たちの中には、撫でられるのは嫌いだけど お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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