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テーマ:「愛」・「命」(2791)
カテゴリ:お知らせ
皆さん、第一秘書です 今日は、皆さんに 悲しいご報告をしなければなりません 昨日、10月1日 「猫の部屋」卒業生の ペペちゃんが亡くなりました 彼女は、今年5月に亡くなった コウイチこと、コウちゃんと一緒に Hさんご家族に迎えていただいた子です コウちゃんが亡くなってからも ペペちゃんは、特に体調を崩していたわけでもなく 前日の夜も、いつものように過ごしていたそうです Hさんご家族にとって あまりに突然の別れでした コウちゃんを失ってから まだ日も浅いうちに ペペちゃんまでいなくなるなんて… とても悲しいです Hさんご家族に どう声をかけたらいいのか うまく言葉になりませんでした けれど、今 私が思っていることを Hさんご家族にも、皆さんにも 伝えておきたくて… まとまりのない内容になりますが どうか許してください ペペちゃんとコウちゃん 二匹は、まったく人馴れしていない子でした 甘えることなどなく 撫でられない、近寄れば逃げる 時には、爪をたてて攻撃する… あの頃の彼らは そんな子たちだったのです この子たちが家族と出会える可能性は とても低いのかもしれない… なかなか警戒心を解かず 人との距離を縮めることができなかった ペペちゃんたちを見て 何度も、そう思いました そんな時、彼らは Hさんと出会いました その頃のことは 以前、ブログにも書きましたが… 最初にHさんからメールをいただいた時 私は悩みました 本当に、彼らでいいのだろうか… 今の彼らをすべて受けとめて 共に歩いてもらえるだろうか… もしも、このまま彼らが変わらなくても 愛してもらえるのだろうか、と… どんなに厳しい質問をしても 彼らと会うために「猫の部屋」に来られてからも Hさんの気持ちには 少しの揺るぎもありませんでした --- 猫たちが馴染むまで、何ヶ月かかってもいい 私はすべてを理解して、彼らを引き受けたいのです --- あの時のHさんの言葉 今でも覚えています 本当に嬉しかった… 普通なら、敬遠されるであろう子でも 私にとっては、どの子もみんな大切な存在でした いつも、多くの人から 大人猫に家族を見つけるのは 難しいと言われていました ましてや、馴れていない猫を迎えようと思う人は 見つからないだろう、と… けれど、どんなに人に馴れない子たちでも 彼らには、彼らの良さがある それをわかってほしかった 安心して生きられるようにしたかった… 馴れていなくても 今のすべてを受け入れてくれる 優しい人に出会わせたかったのです だから、あの時… Hさんの優しくて、強い気持ちに ペペちゃんとコウちゃんだけでなく 彼らと同じくらい人馴れしていない子たちも そして、諦めかけていた私も… 救われたと思いました 2009年1月、ペペちゃんは いちばんの仲良しだったコウちゃんと一緒に Hさんご家族に迎えられました あれから、4年近くが経ち まるで、コウちゃんを追いかけるように ペペちゃんも逝ってしまいました 10日ほど前から ペペちゃんは、Hさんご家族に 素直に体を撫でさせ 喉をゴロゴロと鳴らすようになりました たぶん、Hさんは そんな日がやって来るとは 考えておられなかったでしょう その時の気持ちをメールに こんなふうに書いておられました --- もうそれは、嬉しくて嬉しくて 仕方なかったのです --- ずっと不器用だった ペペちゃんとコウちゃん けれど、それを理解し いつも見守り続けてくださった Hさんとご家族の皆さん 猫は言葉を持たないですが いつも一緒にいる人たちのことは ちゃんと理解しています たとえば、不安や戸惑いがあれば 猫も同じように不安になったり 戸惑ったりします そばにいる人の思いは敏感に伝わる… 多くの猫たちを見てきて いつも感じていました 不器用だったけれど ペペちゃんもコウちゃんも 穏やかな時間を過ごしてきました 撫でさせなくても、甘えなくても もう、ずっと前から 彼らは、心身共に 安心していたのだと思います ありのままの自分を いつでも受けとめて可愛がってくれた Hさんのこと、ご家族のこと 大好きだったと思うのです あの時、Hさんご家族に ペペちゃんとコウちゃんを託して良かった… 本当に良かったです Hさん、ありがとうございました 彼らに家族のいる幸せと 温かな暮らしがあることを教えて下さって 本当にありがとうございました ペペちゃん、幸せだったね 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
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