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テーマ:猫のいる生活(139043)
カテゴリ:思うこと
皆さん、こんばんは 前回に引き続き、第二秘書です 今日は、私が写真を撮り始めた頃の 思い出話を少し… 思い起こせば、5年前の11月19日 あの日も月曜日でした 昼から仕事を休んで 私と第一秘書が向かった先は、公園事務所 「中之島公園の猫たちに関する検討会」が行われたからです 出席者は、動物愛護団体さん 動物愛護推進員さん 公園事務所の職員さん そして、ボランティア候補の私たち その席で、初めてOさんにお会いしました Oさんは、私たちが公園の閉鎖を知ってから 相談にのっていただいていたARKのスタッフの方 電話で対応してくださったOさんは とても優しい口調の方でした けれど、一時の感情には左右されず 冷静で毅然とした考えが感じられる方 やるからには、甘い考えでいてはいけないと 諭してくださっているのがわかりました 検討会が終わってから そのOさんが、おっしゃった言葉 --- HPやブログは、作るだけじゃダメよ どんどん更新しなくちゃいけない 見てもらわないと意味がないのよ それと写真は、可愛く撮らなくちゃダメよ --- 猫たちと直に接する私たちには 彼ら、一匹ずつが豊かな個性の持ち主で 可愛らしいことはわかっています けれど、大人猫の譲渡はとても難しい… だからこそ、彼らの魅力を 多くの人たちに伝えていかなければならない そのためにも写真は とても重要なアイテムだと Oさんはおっしゃったのです その言葉を心にとどめて 写真を撮り始めた頃 私の被写体である猫たちは 電気もなく、昼間でも薄暗い 初代「猫の部屋」の中で怯え、怒り 隠れていました 箱から出て来ない彼らの安否確認のため 箱にカメラをつっこんで、パチリ ギロっと光る目だけの写真を見て 生きてる、生きてる なんて思っていました そこから、しばらくの間は 何枚撮っても 謎の写真の山、山、山… ガックリしながらも諦めず 謎の写真の山を築く日々は続きました けれど、そのうち 少しずつ「おや」と思うものが 1枚、2枚と混じるようになってきました そして、その「奇跡の1枚」を使い 彼らのエピソードを書いたブログを更新するうちに 優しい里親さんと出会う猫たちは どんどん増えていきました 遠く離れた場所にいるのに まるで身近な猫たちを見るようだと言ってくださる 支援者さんたちと出会うこともできました あの日のOさんの言葉が 現実のものとしてカタチになったのです Oさんとお会いした日から 今日で、ちょうど5年 今でも私は あの日のOさんの言葉を思い出しながら いつも、猫たちの写真を撮っています もちろん、写真だけで 彼らの持つ魅力すべては伝えきれません けれど、少しずつでも 彼らの魅力を伝えたい… 彼らがいろんな表情を持っていることを 多くの人たちに知ってほしい… 相変わらず、写真の技術は向上しません 決して、上手ではない写真です けれど、彼らの個性が輝くような姿を これからも撮り続けることが 「猫の部屋」専属写真担当の仕事だと思っています 第2回「公園ねこについて考えるセミナー」 12月1日(土)14:00~16:00 大阪市中央区島之内 大阪市立中央会館ホールにて開催されます 今年は、精力的に猫問題と取り組まれている 東京都練馬区、尼崎市、福岡市から 行政担当職員の方と市民ボランティアの方をペアでお迎えし 「行政と市民の協力関係と役割分担」について パネルディスカッションを行います 各自治体が行う市民協働の取り組みについて 行政側から、ボランティア側から 生の声を聞くことができる良い機会です 是非、多くの皆さんに ご参加いただきたいと思います 詳しくは「大阪市」HPをご覧ください 「猫の部屋」をきっかけとして誕生した 「公園ねこサポーター制度」も 実施から二年目に入っています ここからは、今までの効果と 見えてきた問題点を踏まえて よりよいカタチに変えていく時期だと思います 引き続き、行政と市民が 各々の立場で協力し合い 取り組みを進めていく必要があります 野良猫たちの未来を拓くことができるのは 人間しかいないのだということを どうか忘れないでいてください 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
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