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テーマ:猫のいる生活(139061)
カテゴリ:日常生活
「猫の部屋」現在のボス猫 言わずと知れた黒猫くーちゃん パンチある顔と つやつやした毛並みの立派な体格 加えて、物怖じもせず 甘えん坊の性格は 「猫の部屋」のボスとして相応しいもの しかし、このくーちゃん 公園にいた頃から ボス猫だったわけではありません 「実はくーちゃん、不戦勝の勝ち上がり組です」 「はい、若干、棚ぼた的な要素が…」 かつて公園内に存在した いくつかのテリトリー 各テリトリーは 血縁関係にある仲間たちを中心に 何匹かずつで構成されていました 元々、猫は群れを成さない動物 だけど、時として 私たち野良猫は、仲間たちと協力し合い 生きていくことがあるのです それも生きて行く上で 必要に応じて、身につけた知恵 暮らしている環境などで すべてがそうとは限らないけれど… 少なくとも、私たちの公園には 確かにコミュニティが存在しました 公園に点在するテリトリーには それぞれ、そこを取り仕切る 強くて、逞しいボス猫がいました 今では伝説となったボス猫たち 彼らは、全員が共通して 物怖じしない、甘えん坊な性格 人が大好きで、無邪気な彼らは 次々と優しい家族に出会い それぞれ幸せなお家猫になりました 「そして、徐々に頭角を現してきたのが、くーちゃん」 「熾烈な争いもなく、ボス猫の座を獲得しましたね」 これぞ、まさに不戦勝 しかし、くーちゃんがボスの座についたのは やはり、それに相応しい資質を 元々、持っていたから 仲間の平和を守る役目は 誰にでも簡単にできるわけではないのです 「で、今現在のボス猫の状況ですが…」 「はい、完全なる平和ボケです」 すでに、まわりの男子は ほとんど後輩 争う必要などないガキンチョばかり 向かうところ、敵なし くーちゃんの天下は続いています 仲間を仕切るボス猫としては もちろん、平和がいちばん 争い事などないほうがいいに決まってる けれど、時々… なんとなく… ちょっとだけ暴れてみたくなる 無性に戦いを挑みたくなる ちょっぴりわがままな思いに駆られて まわりを見渡してみたら… 年の頃は、自分と変わらず つやつやした毛並み、立派な体格も同じ 加えて、甘えん坊 派手に耳を下げながらも 撫でられると喜んでいる姿 結構な怖がりのくせに 何か騒ぎが起こっても 気づかずに寝続けていたりするのは ある意味、物事に動じないとも言える… そんな仲間が1匹 彼の名は、タマちゃん 昼間は、あまり動きまわらないけれど 夜になると、いきいきと動き出す 完全夜行性 某政治家先生に似ていると言われてから 秘書たちは彼のことを 「タマ先生」と呼んでいます 控えめで、争いごとには 出来るだけ巻き込まれたくない 後輩にも道を譲ってしまうほどの 平和主義者でもあります もちろん、ボスの座を狙うなど タマちゃんは考えたこともないはず なのに… 「ああっ、くーがタマ追いかけたっ」 「こらっ、ボスがなんてことしてるの」 時々、欲求を抑えきれずくーちゃんは 彼をターゲットにして 争いを挑むことがあるのです けれど、煽りに乗って タマちゃんが売られたケンカを買うはずもなく すたこらと逃げ出して終了 もちろん、くーちゃんが 期待しているような展開にはならず 「アンタ、ちょっと考えてごらんよ」 「仕掛けた相手、あのタマちゃんなんだよ」 同じ年頃、同じような体格 若干、違いはあるものの くーちゃんが選べるターゲットは 目下のところ、彼1匹 けれど、相手が箱に逃げ込んで 完全終了したあと… 秘書たちから、こんこんと説教され ふと我に返るのかバツが悪そうな顔をする 天下のボス猫 まったくもって 無駄な争いとはこのことです 「あれ何かこの無駄さ加減、何かと似てないか」 「はい、隣の茶白鬼ごっこです」 …どうやら、男子って いくつになっても子供みたいですね 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 追いかけているのも男子なら、追いかけられるのも男子 時々、冷ややかな目で見ている女子たちとの対比が可笑しいと いつも秘書たちは笑います。 「くーもタマじゃなくて、戦いを挑むなら他にいるのに…」 「いや、だからね…、うちの司令塔は人間だし、女子なんだよね」 そんな「猫の部屋」司令塔Aさんと元公園事務所のおじさんが ゲスト参加するふたつのセミナーがこちら 是非、多くの方にご来場いただきたいです 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ ブログランキング参加中ポチッと応援よろしくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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