|
テーマ:猫のいる生活(139042)
カテゴリ:日常生活
「この前、出張で藤井寺に行ったのよ」 「なんなの、いきなり…」 突然、そんなことを言い出した第二秘書 藤井寺って… 大阪府の南にある 藤井寺市のことですか 「そうそう、その藤井寺です」 「昔、藤井寺球場があったとこですね」 藤井寺球場って… 第一秘書の情報 間違ってはいませんけど 古すぎます 「あの球場、確か駅からすぐだったよね」 「あ、それなら大阪球場とか西宮球場だって…」 あの… 懐かしの球場話は それくらいにしてもらっていいですか 秘書たちに任せていると いっこうに話が進まないので ここからは、私がお話ししましょう 藤井寺市にあるお店で 一人、お昼ご飯を食べていた第二秘書 聞くともなしに 耳に入ってきたのは 近くの席のおばさまたちの会話 その日は、朝から 鬱陶しいお天気でした 気温は高く、湿度も高く 10月とは思えないほど蒸し暑い日 しかし、おばさまたちは さも当たり前のことのように 断言されたのです --- 土曜日、午後から一気に寒くなる --- 普段なら、耳に入ってきても すぐに忘れてしまうお天気の話 しかし、その時の おばさまの断言の仕方が あまりにも自信に満ち溢れていたため 第二秘書は、ずっと覚えていました そして、迎えた運命の土曜日 秘書たちは、お当番のため 朝早くに起きました 「うわ、梅雨みたいだよ…」 「うん、蒸し暑い」 夜半からの雨はやんだけれど じめっとした空気 「猫の部屋」到着時には お日さまも少し見えていたけれど やはり10月にしては湿気の多い朝でした 朝ご飯の用意、後片付け トイレ掃除、部屋掃除… 涼しげな顔の仲間たちを横目に 午前中の作業をすべて終えた時には 秘書たち、結構な汗だく 「やっぱり暑いって…」 「うん、蒸し暑い」 ただ、そんな会話をしている時にも 第二秘書の頭の中には 藤井寺のおばさまのお告げのような言葉が くるくる回っていたのですが… 正午を過ぎた頃から 時々、窓から入ってくる風が 少し涼しいものに変わったことに 気付く秘書たち 「なんか、昼から一気に秋っぽいね」 「うん、涼しいね」 じめっとした朝とは違い 部屋に差し込むお日さまの光が とても気持ちよくなりました もしかすると、仲間たちは もっと早く、風が変わったことに 気付いていたのかもしれません 午前中の蒸し暑さで バテ気味だった秘書たちとは対照的に 仲間たちは、みんな涼しげな顔 朝から、しっかりご飯を食べて なんだか、とってもご機嫌で 窓の外を見ていました お天気や気温の変化 空気、風の匂い 自然のものを感じる時 私たち猫は、人よりも早く 感じとることができますから… 明るいお日さまの光と 通り抜ける気持ちのいい風で 「猫の部屋」が満たされた昼下がり 「ヤツらのこの顔はヤバイです」 「ああ、睡魔が襲ってくる…」 みんな気持ち良さそうな顔で お昼寝したり、日向ぼっこしたり そんな時、一匹ずつの顔を見ていると 秘書たちは、必ず眠くなってしまうのです 「とりあえず、ちょっと寝よう」 「うーん、極楽じゃ…」 甘えにくる仲間たちに 突っつかれたり、乗っかられたりしながらも ごろんと横になる秘書たち しかし、その10分後… 「なんか、寒くない」 「ああ、床でじっとしてたらダメなんだ…」 まだ、お日さまの光は 明るく差し込んでいるのに ごろんと転がっている秘書たちには ちょっと寒い よく見ると、お昼寝中の仲間たちも 日向ぼっこ中の仲間たちも 全員、棚の上 床には誰もおらず 仕方なく、窓を閉めて 床でのごろんを諦めた秘書たち それで、いったん寒さはなくなったのですが… 「あー、結構冷えてきたよね」 「うん、寒いわ…」 夕方に近づくにつれ 明らかに下がりはじめる気温 まだ、目覚めない仲間たちは いつの間にか、猫ベッドや箱の中 日向ぼっこしていた仲間たちも いつの間にか、窓辺から移動していました そして、お日さまも完全に沈んだ夜… 外に出ると、涼しいを通り越して 完全に冷たいものに変わった風 今度は、一気に冬っぽい いつの間にか、部屋の中には あちこちに猫団子 その中で眠っている仲間たちの顔は やっぱり気持ち良さそうで… この時、第二秘書は 新しいカイロの箱を開けながら こう思ったそうです 「藤井寺の天気予報士さん、かなり優秀だ」 「…確かに」 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 昼夜の寒暖差が大きくなってきました 皆さん、どうか風邪などひかれませんように 猫ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ ブログランキング参加中ぽちっと応援よろしくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日常生活] カテゴリの最新記事
|