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テーマ:ねこといっしょ(8891)
カテゴリ:日常生活
目深にかぶった白黒はちわれ コントラストの強い毛並み 地味な色目が多い仲間の中では とても目立ちます しかし、秘書たちに言わすと… 「なーんか、顔に足りないものがあるのよ」 「うん、確かに…」 顔に足りないもの ちゃんとパーツ揃ってますけどね 「猫の部屋」新入りのボンボン 通称、ボンさん 正統派の白黒はちわれ猫…のはず ある日、ボンさんは トボトボと公園内を歩いていたところ 昼休み中の第二秘書に 発見されました 公園事務所からの依頼で すぐに捕獲して保護 無事に「猫の部屋」へやってきたのですが… 人への警戒心はなかったものの 人に慣れてる感じはない かといって、猫同士の付き合い方を 知ってる感じでもない 「アンタ、どうやって生きてきたの」 「苦労したのかな…」 ケージの中 なにか足りないらしい顔を向け きょとんとするボンさん そんな彼に、ちょっぴり 切ない思いを感じたりもした秘書たち 現在のボンさん 確かに「猫の部屋」生活には慣れました しかし、何事においても 限度を知らず 良い言い方をすれば いつでも、前向き ポジティブシンキング しかし、別の言い方をすると… 「まったーく、空気が読めません」 「はぁ、あの切なかった気持ちを返せ」 「猫の部屋」には 個性豊かな仲間たちが暮らしています しかし、ああ見えて 彼らは、調和を重んじるところが あるのです 見えない秩序が存在すると 申しましょうか… しかし、ボンさん なにも気付かず、無意識のうちに すべてを見事にぶっ壊す そして、一同凍りつく そんな場面がちらほらと… 「ま、まあ、人には慣れたよね」 「う、うん、撫でたら甘えてきたりもするし…」 部屋の中に放した時 最初は、撫でようとする秘書たちの手から 必死に逃げ出していたボンさん 今はもう逃げることはなくなりました しかし、撫でていると スリスリゴロゴロし過ぎてしまうから いつも、棚から落下のおまけつき 「あのね、ボンさん、少しは限度というものを知りなさい」 「それにね、ボンさん、先輩には敬意を払いなさい」 幸せなお家猫になれる要素を ちゃんと持ってる子なんだからと いつも、説教する秘書たち しかし、毎回 きょとんとした顔で 見つめるだけのボンさん わかっているのか、いないのか まったくもって不明 「やっぱり、なーんか足りないんだよね、顔に」 「うーん、足りないもの…顔…」 ぶつぶつ言いながら 執拗に顔をのぞき込む秘書たちに 若干、引き気味のボンさん 鼻を膨らませながら そっぽをむく んっ鼻… 「ああーっわかったっ」 「えっ、なになに」 あ、あの… たぶん、ですけど それ、私もわかりました でもね、それって… 「ボンさん、鼻に黒い模様がないんだよっ」 「そうだっタキシードみたいなハナクソが足りなかったんだっ」 …やっぱり、そう言いましたね 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 「おおさか26匹猫レスキュー」ブログできました 多頭飼育崩壊現場からレスキューされた猫たち 現在、17匹が里親さん募集中 リンクフリー、記事の転載なども大歓迎 多くの方たちに彼らのことを知っていただきたいです きっと、ボンさんにもレスキュー猫たちにも どこかに待ってる人が、出会うべき人がいるはず… 皆さん、応援よろしくお願いします 猫ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ ブログランキング参加中いつもたくさんの応援ありがとうございます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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