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テーマ:ねこといっしょ(8892)
カテゴリ:日常生活
仲間たちの暮らす「猫の部屋」 その平和と規律を守る者 光輝くカリスマ性 絶対的な存在感を放ち 個性豊かな仲間たちを統率する者 それが… 「はい、ボス猫です」 「光輝く…カリスマ性…」 現在のボス猫は ご存知、黒猫くーちゃん 歴代のボス猫たちが卒業していったため 不戦勝で勝ち上がり 晴れて玉座を射止めし者 しかし、不戦勝とはいえ くーちゃんのボス猫っぷりときたら なかなかどうして、たいしたものです 普段は、でろーんとしているのに いざとなれば、自ら先頭に立ち 仲間を守ろうとするのです 頼りになるボス猫 大きな器の持ち主 ボス猫にしか務まらない仕事は たくさんあります その中のひとつ 後継者を育てること これは、とても重要な仕事 そのため、くーちゃんは 弟子であるリリー、つばさにノア 茶白男子たちの動向を見ているわけです 「えっ、そうなの」 「アレ、動向を見てたの」 そうなんです ちゃーんと見てたんです それ以外に、なにがあるっていうんですかっ 「いや、そんなムキにならなくても…」 「なにも言ってないでしょ」 しかし、ピックアップしたメンツときたら… 帯に短し、たすきに長し 五十歩百歩の、どんぐりの背比べ どれもこれも似たり寄ったり 「あらら…」 「はりきって並べましたね」 内弁慶であかんたれのリリー なぜか、女子力のほうが高まってきたノア 協調性に欠ける茶白男子 「ああ、やたらと説得力のあるお言葉」 「うん、庇いきれないという…」 唯一、つばさに関しては… ちょっと不器用で 女子の扱い方は下手くそだけど なかなか、男気がある 強調性だってある きりっとした男前だし、体付きも立派だし 内弁慶でも、あかんたれでもない もちろん、女子力も高まっていません 「おおっ」 「えっ、つばさ、一歩リードなのか」 しかし… 残念なことに、彼には いちばん重要なものが足りません こと、中之島公園のボス猫においては 重要かつ最大の条件 「あー、わかった」 「うん、歴代のボス猫全員共通してるアレだ」 そう、アレです 歴代のボス猫たち 彼らに共通しているのは 全員、人間に甘える猫であること しかも、普通の甘え方ではいけません 彼らは、相手が誰であっても 一切、動じることなどなく 勢いが良すぎるほどに突き進むのです けれど、あれは 単純に甘えているのではなさそうです もしかすると、ボス猫という立場上 身を挺して、相手を見極めるための行動か 歴代のボス猫たちを見て そう思ったことが何度もありました もしも、危険な相手だったら すぐに、仲間を守る行動に移ろうと 思っているのかのような… 心地よさに溺れず、冷静に 自らが優位に立ちながらの甘え方 願わくは、後継者にも会得してほしいもの 「あー、つばさ、残念だったね」 「まだまだ、修行が足りないって話だね」 もちろん、他のメンツも そこが足りないのは同じこと ただ、少しだけ 甘えるようになった者もいれば 撫でられて、怯まなくなった者もいます つばさも、甘えた声で鳴き 走り寄ってきたりするようにはなったけど… ボス猫らしい甘え方には 人間とのスキンシップは必須項目なのに どうしても、触れられるのが苦手 手が伸びてきただけで 思わず、パンチが出てしまってはいけません 「まあ、爪は、そんなに出なくなったし…」 「昔は、どれを触るにしても流血覚悟だったもんね」 リリーは、少しなら 撫でられているようになったけど 必ず、ぶちぶち文句を言うし ノアは、かなりの甘えん坊になって 喜んで転がったりもするけど どうも、方向性が違ってきてる… 茶白の長男は、触られると すぐに固まってしまうし 真ん中は、撫でられて気持ち良さげにするけど 手を離す時にだけ、爪を出すし 末っ子は、遊んでる時 たまに、足に寄りかかるのに 手を出されると、一目散に逃げるし… ほーら、やっぱり… 帯に短し、たすきに長し 五十歩百歩の、どんぐりの… 「はいはい、わかったから…」 「もう繰り返さなくていいです」 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 「けど、ある日突然、つばさが甘えん坊になったらどうする」 「うわー、それすごいね」 ふふっ、膝に乗って来たりするかもですね 爪全開にして 「……」 「うん、やっぱ、今のままでいいかも…」 猫ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ ブログランキング参加中ぽちっと応援よろしくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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