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テーマ:「ありがとう」(53)
カテゴリ:追悼
こんばんは、第一秘書です とわさんの訃報に際し たくさんの優しいお言葉をいただき 本当にありがとうございました 改めて、彼女が どれほど多くの方たちに 愛されていたのかを感じました 彼女を「猫の部屋」に保護したのは ちょうど6年前の今頃です あの頃の彼女は、名前もなく 「おばあちゃん」と呼ばれる 年老いた野良猫でした 当時は、酷い口内炎を患っていて 口の中には、目を覆いたくなるほどの 大きな潰瘍がありました 口から血を流し 食べ物も受け付けない彼女は 今にも消えてしまいそうなほどボロボロで… 病院の先生からは このままでは苦しむ時間を長引かすだけだと 安楽死させることをすすめられました その言葉を聞いた時 目の前が真っ暗になりました けれど、どうしても そんなことはできませんでした もし、回復する可能性が ほんの少しでも残されているなら 望みを託そうと思いました それに… どんなにボロボロでも 彼女に生きていてほしかった… 彼女と仲間の猫たちは 私と第二秘書の原点ともいえる存在でした どんなことをしても 公園にいるすべての猫たちを守ろうと思ったのは 彼女たちに出会ったからです わがままだったかもしれませんが 彼女の存在は、私たちにとって 大きな心の支えでした どうしても、どうしても… 失いたくないと思ったのです あれから、6年経った今 年老いた野良猫だった彼女は 大切な家族と出会い 穏やかな時間を過ごせました そして、多くの人たちから 愛される存在になっていました こんなに… 幸せなことはありません 精一杯、生き抜いた彼女もそう感じているでしょう 昨日、12月14日土曜日 とわさんは、仲間の猫たちが待つ空へ 旅立っていきました お葬式の前 DREAMさんは「猫の部屋」に とわさんを連れてきてくださいました 4年ぶりの里帰りです 最後まで大事に使っていた 「おばあちゃん」のネーム入り座布団に横たわり たくさん花に埋もれたとわさんは まるで眠っているようでした 大好きなDREAMさんと出会い 「とわ」と呼ばれるようになってからの あの穏やかな優しい顔のまま… 柔らかな毛並みは ツヤツヤと光っていました どれだけ大切にされていたのかを感じて 涙がこぼれました 「おかえり」と声をかけても 目覚めてはくれませんでしたが… 「猫の部屋」の空気とか 挨拶にきた子の気配とか ずっと見つめていた視線とか ちゃんと、とわさんは感じたでしょう 懐かしいと思っていたでしょうか 「相変わらずやなぁ」と笑っていたでしょうか… 遠いところ、里帰りしてくれたとわさんに 私と第二秘書が渡したのは 彼女をイメージした花束 どんな時でも気高く 凛としていたとわさんに たくさんの感謝と敬意をこめて… ありがとう、とわさん… 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 私と第二秘書は 10年近く、彼女を見てきました 公園にいた頃の彼女、保護直後の彼女 「猫の部屋」にいた頃の彼女 そして、DREAMさんと出会って 「とわさん」になってからの彼女 どの顔もみんな違います 「とわさん」になってからの彼女は いつも優しく穏やかな顔をしていました この4年間、そんな彼女を見られて 私たちは、本当に幸せでした… 猫ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ 皆さん、ありがとうございました… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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