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テーマ:猫のいる生活(139053)
カテゴリ:猫ってヤツは…
私たち猫には、常に 爪を研ぎたいという欲求があります 猫族にとって 狩りをする時、敵と戦う時 鋭い爪は最大の武器 私たち猫は、体は小さいけれど ライオンやトラと同じ猫族なのです しかし、もちろん 狩りに出て、獲物を仕留めようとか 誰かと戦おうとか思ってなんかいません 今は、部屋の中で のんびり過ごしてるのだから 外にいた時のようにピリピリしたものもありません けれど、爪を研ぐ行動は やめることはできません 本能とでもいうのでしょうか いつでも、爪を研いでおきたいのです それに、猫の爪の構造は 人とは違います 古くなった外側の爪を剥がすと その下にある新しい爪を出すことができます だから、余計に 日に何度も爪を研ぐのです 新しく出てきた爪は、尖っている上に 私たちは、毎日せっせと爪研ぎをしているから… 長さは、ある程度整えられても 爪の先は、より細く鋭く 尖っていきます そして、知らず知らずのうちに 遊びなどに集中し過ぎると… 「うぎゃー」 「あ…、爪、しまい忘れたんだね」 もちろん、意図的ではありません けれど、私たち猫の手は 欲しい物を握って持つこと 引き寄せることができないのです そのため、どうしても 秘書たちが持つおもちゃが欲しいと思ったら 爪をどこかに引っかけて 引き寄せるしかありません その爪を引っかける位置が少し狂うと 流血騒ぎにはなってしまうけど… それも仕方のないことなのです 私、タキシードは、爪切りが大嫌い もちろん、毎回嫌だと騒ぎます 私にとっては、一大事です でも、秘書たちは 無理矢理、私を抱きかかえ 爪を切ります 爪を切られること自体は 随分、慣れたけれど 最初は、すごく気持ち悪かったし… 何よりも抱きかかえられ 手を握られ、肉球をギュッと押され 爪を出されるのは… 何だか、ちょっと屈辱的 とにかく、どうも嫌なんです たぶん「猫の部屋」の仲間たちにとっては 私よりも、もっともっと一大事 大人しく爪を切らせてくれる仲間は 多く見積もっても3匹 ほとんどの仲間は 絶対に爪など切らせません よほどの場合は、秘書たちが 嫌がる仲間を必死で洗濯ネットに詰め込みます その上から、タオルでグルグル巻きにして 格闘の末、爪を切ることになるのですが… 「それは、最終手段です」 「できることなら、一生やりたくありません」 ただ、それでも秘書たちが 時々、格闘していたりするのは… とにかく、長く伸びすぎた爪が 自分の肉球に刺さらないように 「あの時ほど、怖いことはなかった…」 「うん、冷や汗タラタラで切った爪抜いたもんね」 どうやら、秘書たちには 過去に、そんな経験があるらしく… 確かに、それは恐ろしい… 「まあ、とにかく爪は研いでもいいです」 「少々尖っても、長さだけは各自整えるんですよ」 仲間たちと秘書たちの平和を守るため 「猫の部屋」には 至る所に爪研ぎが置かれています そのため、勤勉な仲間たちは 毎日せっせと爪研ぎに励んでいます その成果もあって 今のところ、恐ろしい状態になった 肉球を見ることはないけれど… 爪研ぎのほうは、すぐに恐ろしい状態になります それを見かねたシャムちゃんママが 先週土曜日に、爪研ぎを持って来てくれました どうやら、新しい爪研ぎが気に入ったらしく 仲間たちは、大はしゃぎだったそうです 順番に匂いをかいで 張り切って、バリバリと爪研ぎ 全員、そのテンションのまま おもちゃで遊び始めたのはいいけれど… 「リリー、遊ぶか爪研ぎか、どっちかにしなさいよ」 リリーは、もちろん遊びたい けれど、新しい爪研ぎからも離れたくない様子 「アンタ、そんなに欲張ってるとね…」 「うん、絶対…」 そんなリリーを見て シャムちゃんママと秘書たちが想像した 次の展開は同じでした 「あーあ、やっぱりね…」 「お約束通りで…」 「ほんと、おバカ…」 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 「猫の部屋」の皆さん 爪研ぎは正しく使いましょうね 猫ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ ブログランキング参加中ぽちぽちっと応援よろしくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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