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テーマ:猫のいる生活(139037)
カテゴリ:日常生活
近頃「猫の部屋」には 困っている仲間がいます まあ、元から 何も困ってはいないのに いつも困ったような顔をしてるから 目立たないわけですが… 今、確かに彼女は困っています もしかすると すでに困ったのを通り越して イラッとしてるかも… 「こーら、ルナに頭突きしない」 「相変わらず、アンタは加減できないね」 何年間も人に甘えることはなかったのに ここに来て、大変身したつばさ どうやら、お隣の茶白末っ子に 反抗期が訪れた原因は つばさだと噂されています ある日、突然やってきた つばさのデレ期 とにかく、誰かが 一歩、部屋に足を踏み入れれば 猛スピードで走り寄ってきて 鳴いて甘えて、大騒ぎ それは、まるで 今までの時間を取り戻そうとするかの如く 激しかったりします 一躍、トップレベルにまで上りつめた 見事な甘えっぷりですが… いったん甘え始めると とにかく、まわりが見えなくなる彼に 若干、引き気味の仲間たち それでも、まったく気にしない… というより、そんな空気を読めていない彼は あろうことか仲間たちに対しても 喜びのおすそわけを始めます それは、ごんごんと響く 力加減のできない頭突き とても激しくて その上、とても痛い… 時に、あのボス猫でさえも 吹っ飛ばしてしまうほど強烈なのです もちろん、つばさに悪意などはなく 純粋に愛ある行動なのですが… 「つばさ、ルナが困ってるよ」 「あー、もう、おいで」 その激しく痛いおすそわけを 毎回、食らってしまうのがルナ もちろん、そのたびに 彼女は吹っ飛んでしまうわけです いつもの困り顔が 微妙に変化していく被害者を 秘書たちが慌てて抱き上げても つばさ、まったく気付かず 「まあ、つばさの気持ちもわかるんだけど…」 「うん…、でも、ルナの気持ちもわかるからね…」 喜怒哀楽が表情には出ないけど 実は、とてもはっきりした性格のルナ 元々、猫同士の付き合いは ちょっと苦手 けれど、人は大好き だから「猫の部屋」に来た当初は 仲間たちと仲良くなるよりも 誰かに甘えているほうがいいのだと 言わんばかりでした 今では、すっかり 仲間たちとも打ち解けて 仲良く過ごしているのですが… 誰かに甘えたい時には やっぱり、たくさん可愛がってほしいし 独り占めして甘えたいタイプです そして、ルナが来た頃 まだ、つばさは人が大の苦手でした けれど、仲間たちとは 仲良くなりたい 実は、来たばかりのルナと いちばんに仲良くなりたがったのが 彼だったのです けれど、当時から まわりが見えていなかったため 何度アプローチをしても 結果は散々たるものでした しかし、あまり落ち込む性格でもなく 案外、ねばり強いつばさ しばらくの間、ルナにつきまとっては 迷惑がられていたものです あれから、数年が経ち 心機一転、中のひとも変わって つばさは、パワーアップしました あんなに苦手だった人に 素直に甘えてくるようになったのです それは、もちろん とても嬉しいことなのですが… 中のひとが変わったにも関わらず まわりが見えないのと空気が読めないのは なぜだか変わらず 「中のひとが変わった時、なんでそこ変わんなかったかな…」 「ルナもそう思うんだよね」 ルナにとっては 昔なら、誰かに甘えに行けば つばさもついては来ないし ストレス発散にもなったというのに… 今や誰かが部屋に入って来ると 自分と同じタイミングで つばさもやって来ます そして、あろうことか 自分が甘えようとしてる場所にまで 入り込んでくるようになってしまったわけです 加えて、あの強烈な頭突きまで 食らってしまえば… もう、困るだけでは足らず イラッとしてしまうのも仕方ありません もちろん、表情には 微妙にしかでませんけど… 「つばさは、ただ嬉しいだけなんだけどね…」 「ルナは、きっと今も昔も『いいかげんにしろ』だよ…」 確かに、どちらの気持ちもわかる けど、まあ… とりあえず、つばさには 喜びのおすそわけはいらないんだって 優しく教えてあげてください 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 「あー、タキシードもつばさと同じかも」 「うん、先住のお兄ちゃんが『いいかげんにしろ』って言ってる」 ええっ なんでですかっ 私、お兄ちゃんのこと大好きなのに… 「お節介やきすぎなんじゃないの」 「くふふっ、愛は押しつけちゃいけないよ」 秘書たちに言われると なんか、無性にイラッとしました 猫 ボランティア・保護活動ランキング 人気ブログランキングへ ブログランキング参加中 ポチッ、ポチッと応援いただければ嬉しいです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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