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テーマ:病気なんかに負けないぞ!(54)
カテゴリ:闘病記録
随分と寒くなったな もう1月も半ば過ぎたじゃないか… お久しぶりです 偉大なるボス猫、くーです まったく… 何年経っても秘書たちときたら ぐーたらで困る 確かに年々やることは増えたのはわかる 昔ほど数は多くなくても ボクたちは猫だからな 命あるものには 日々、いろんなことがある ある意味、思いもよらないことや 邪魔くさいこともする まあ、それは 猫も人間も同じだな だから、秘書たちが てんてこ舞いすることが増えているのも 少しならわかってやろう ふふんっ、寛大なボス猫は 懐がデカくて優しいからな しかし…だ だからといって ボクたちの出番が少なくなるのは やっぱりダメだぞっ いいか、秘書たちよ お前たちの本来の任務は ボクたちの話を伝えることなんだからな さてと… 2017年最初の 心温まるお説教もしたから ボクが最近の出来事を伝えることにしよう 昨年末、また 大切な仲間がいなくなった 少し前から体調を崩していて 定期的にボクの大っ嫌いな病院に 連れて行かれてた 司令塔Aさんや秘書たちは 毎日「猫の部屋」で ボクの大っ嫌いな点滴をしてたんだ あの子が、とっても とっても頑張ってたことを ボクは知ってるぞ だから、きっと大丈夫だと思ってた 絶対に、あの頑張りは 報われるはずだと信じてたんだ けど、あの子は あまりにも早く逝ってしまったんだ 本当に眠ったまま 逝ってしまったんだぞ ボクたちも、人たちも いなくなったことを信じられないまま 年を越したんだ 人が来ると いつも一緒に甘えにいった 何も困ってないのに あの子は、いつも困ったような顔だったぞ 楽しい時も、嬉しい時も あの困り顔で、たくさんの人から 可愛がられてたんだ 人気は、ボス猫であるボクと 二分するほどだったんだ ふふんっ、どうだ すごいもんだろう 一緒に日向ぼっこして 一緒に昼寝して、ご飯を喰って あの子とは友情の証を結んでたからな 今でも、誰かが来れば 棚からちょこちょこ降りてきて あの困り顔でボクの隣に座っている気がする きっと、みんなが 今もそう思ってるだろう… あの子… ルナがいない現実を まだ受け入れられてもいない年明け 1月6日、金曜日 また心配な出来事が起こったんだ みさえが何も喰わなくなった そして、何度も吐いてしまったんだ… 「猫の部屋」の大食漢といえば もちろんボク、弟子たち 女の子では、ひめ 特にひめは、最近どうしたんだと 言いたくなるほどの食欲だ しかし、昔からコンスタントに 朝夕、日誌のご飯欄に二重丸が付くのは 何を隠そう、みさえだったんだぞ ボクの半分もない小さい身体なのに いつも好き嫌いせずにペロリと平らげる そして、ほとんど 吐いたことはなかった そんなみさえが 一切、喰おうとせず 胃が空っぽになっても吐き続けた… もちろん「猫の部屋」には 衝撃が走った みさえは、今の「猫の部屋」で おそらく最年長だと思う 秘書たちが2004年に 初めて公園を訪れた時には もう立派な大人だったらしいからな 少なく見積もって 推定年齢は15才前後 おそらく、それ以上じゃないかと 秘書たちは言う 年齢的に何が起こってもおかしくはない… 秘書たちは、大慌てで みさえを病院へ連れて行ったんだ ボクの大嫌いな病院で みさえは、血液検査をして 注射に点滴をしてきたらしい 喰わずに吐く原因は 胃炎だろうとのことだった 寒くなって 風邪の症状も出てたからな… 若い頃なら大丈夫だったことが 大丈夫じゃなくなって 年相応にいろいろ出てくるのは 仕方ないだろう 実は、もうひとつ わかったことがあったんだぞ みさえもまた、腎臓の数値が 悪くなってたそうだ 猫にとって腎臓病は 宿命のような病気だそうだ 確かに、今までたくさんの仲間たちが この病気で逝ってしまった ルナもそうだった… いつも覚悟はしているようだが すこぶる悪い数値を見て 秘書たちがショックを受けなかったわけがない… 元気にはしているけれど 初代「猫の部屋」を知るボクやみさえたちは かなりの高齢になった 年齢的にも、体力的にも 一か八かで無理をするには 負担のほうが大きくなる年齢だな… ただ、それでも たとえば、これをやれば 病気が完治するという治療があるなら どんなに嫌だといっても 秘書たちは病院に連れて行くだろう 無理をさせても、必ず治るんならと きっと、何度だって注射もするだろうし 入院だってさせるだろうな けれど、そうじゃないなら… 秘書たちがいちばんに願うのは いつも、必ず同じだ 毎日、できるだけご機嫌で過ごしてほしい 安心して過ごせる場所で眠って 美味しいご飯を喰って 一日一日、穏やかに過ごしてほしい ただ、それだけだ… そうやって過ごすことで 猫は思いもよらない大きなチカラを 発揮することがある 検査の数値や治療だけでは計り知れない 生命力の強さってヤツだな それに、もちろん秘書たちだって 何もしないわけじゃない 痛みやしんどさは 取り除かないといけないからな たぶん、嫌だといっても 病院に連れて行かれることはあるだろうし Aさんや秘書たちに点滴を打たれたりするはずだ 少しでも良くなるように きっと、またいろんなことをするぞ まずは、しっかり胃炎を治す みさえもそれが最優先になったらしい ご飯が喰えるようになってから 腎臓のことは考えようと 秘書たちは思ったんだそうだ ただ、正直なところ 胃炎が回復するかどうかも 不安だったらしい やっぱり年が年だからな… しかし…だ みさえは、ちゃんと喰ったんだ 3日間の絶食の後 少しずつ、少しずつ 確かめるように慎重に喰い始めた 猫が賢いことは ボクを見てもらえばわかると思うが ちゃんと自分の身体のことをわかって 制御できるんだぞ 病院へ行ってから一週間 あの歳にして、あの検査結果にして みさえの胃炎は回復した 秘書たちも驚いてたけど 今は普段通りのみさえに戻った しかも、毎日ご機嫌にしてるんだぞ ボクは感動したっ スゴイと思ったっ 必要な時にしっかり喰うヤツは強い… ホントにそう思ったんだ あんなに小さな身体なのに あんなに強いヤツは滅多にいないぞーっ いいな、みさえ これからが本格的な闘いだぞ 検査の数値だけが すべてじゃないからな 昔、向こうの部屋にいた どんぐり目に何度も言ったが 病気に負けない体力をつけるために しっかり喰うんだ あ、もちろん 喰い過ぎてしまうのはダメだぞ ま、まあ… こ、これは自分にも 言い聞かせておくことにするが… きっと、みさえなら まだまだ元気でいられるはずだ ふふんっ この卓越したボス猫が 素直にスゴイと感動したんだからな 毎日、みんな一緒に ご機嫌に過ごすために頑張るんだぞ そして、他の仲間たちもだ これからも、みんなしっかりと喰えっ 喰えば何とかなることがある 好き嫌いもするんじゃないぞ いいか これは賢明なボス猫からの 忠告だからな そして、秘書たち お前たちも自分に言い聞かせておけ 喰うのはいいが 喰い過ぎてはダメだぞ あっ、もちろん 飲み過ぎもダメだからなっ 「中之島公園猫対策協議会HP」 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 新年早々、少し心配な出来事でしたが みさえちゃんは、胃炎から回復しました 少し減ってしまった体重も 徐々に戻ってきているようです 今は週に4回「猫の部屋」で補液を続けています 私にとって、みさえちゃんは 大切なふるさと、同じ剣先出身の仲間です やっと人に甘えることができるようになったんだから もっともっと元気に長生きして ご機嫌さんに甘える姿を見せてほしいです 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ ブログランキング参加中…といいつつも 更新停滞中ですみません ぼちぼち頑張りますのでよろしくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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