悲しい連絡
日中に、買い物に行かず、夜夕食後出かけた先で、電話が鳴った。
出ると、仲の良い近くのおばちゃんから。
「今、旦那が息を引き取りました」って。
旦那さんは、3年程前に、見通しの良い道で、自転車通の外国人の女性を引っかけて、気づかず帰ってしまった。
どうもおかしいと皆(私やご家族の方)が言うので、病院で診てもらったら、肺癌が脳に転移してて、視界が悪かった。
肺癌も、その時初めて見つかった。
それから、最初は抗がん治療が上手くいって、脳腫瘍は小さくなった。
しかし、抗がん剤が効かなくなって、違う薬に変わると、髪や爪が抜け始める。
骨折がなかなか分からず、しばらく足が痛いと訴えていたり。
家での看護も、奥さんの負担になったりした矢先に、癌が大きくなり、ここ数ヶ月はもう抗がん剤治療をやめて、痛みをやわらげるだけのホスピス治療で命を繋いでいた。
奥さんは、「覚悟は出来てる」って言ってたけど、こんなに早く別れが来るとは…。
おじさん、よく頑張ったね。どうか、安らかにお休み下さい。