小美代姐さんシリーズ
「小美代姐さん花瀾万丈」「小美代姐さん愛縁奇縁」をそれぞれ2時間程で読み終えました。「花瀾万丈」は、この前読んだ、小美代姐さんの半生。大正生まれの美代子は、小学校を卒業したら、芸者の道を歩む。14歳で三味線が弾けるので、すぐに一本立ちさせてもらったが、業界のしきたりや、用語を知らず、爆笑の日々。器量は今一だが、持ち前の明るさで、人気も上々だが、年頃になって彼氏が出来る。彼氏は、「芸者の君じゃあ、両親が結婚を許してくれない」と、駆け落ちしようと言い出す。拒んで失恋したが、小さい頃に可愛がってもらったお兄さんと再会して、結婚。二人の子供に恵まれるも、旦那の浮気、死別、芸者復帰、父の死等を経て、話しは終わる。「愛縁奇縁」は、旦那との結婚生活と、死別してから後の、恋(?)のお相手との話し。面白かったけど、かもめ食堂の方が、私の好みに合ってたかな?