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カテゴリ:あいかわらず読書
今年最初の日記・・・といっても結局本のことになってしまう(笑)
年末に多量に借りこんだ本の山。おそらく全部は無理だろう・・・と思っていたが今のところ、一冊を残して完読。己の多読振りに少し怖気づいたりもする活字中毒からの脱却・・・心がけねば。 その中で印象に残った作品は「妊娠小説」(斎藤美奈子)。「妊娠(ここでは主として婚外妊娠)」を扱った古今の文学作品を取り上げ色々な切り口から論じているが、語り口は軽妙にして内容はなかなかに味わい深い。妊娠とは一見女性が語りの専売特許を持つかと思われるようなテーマなんだけれど、それを扱う作品とて実際は男性本位なものばかり。文学界とて所詮圧倒的に男性支配の世界なのです。 もう一冊「谷崎潤一郎集」で「吉野葛」や「春琴抄」を再読。「春琴抄」はこれぞ”S○”の教科書(うざいトラバを付けられるのが嫌で敢えて一文字伏せてみたけれど・・・)!鞭や蝋燭やピンヒールはなくても本人達には至福のS○関係。文章は充分に堪能するも究極の愛のかたちにはやはりドン引きしてしまう私はどうやら全うな嗜好を持つ人間らしい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.03 12:30:42
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