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2006.02.28
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カテゴリ:節気の猫句
 これから、二十四節季ごとに猫俳句を詠み、掲載してまいります。上は、遅れましたが2月19日「雨水」の句。

 立春を過ぎ、ふと気付けば随分日が長くなり、三寒四温のこの頃。今日のように寒い日もあれば、夕方の天気予報で「今日の最高気温は3月下旬なみ」と言っていたりして、そういう日は「道理で猫がずっと出たきりだ」と思ったりします。
 彼らが、陽気の変化に敏感なことに改めて感心しています。

 そんな、冬から春への変わり目に、巡って来るのが「雨水」。
 この時期の雨は、木枯らしに吹かれて乾燥しきった大地を潤すよう。その潤いが草木の芽吹きを促すと思えば、雨粒は冷たくても春の兆しを感じます。

 雨が降って、外出していた猫も戻りました。彼らはたくみに、雨の降りかからない「猫の道」をたどって来ますから、雨の中を帰ってきても毛並みが濡れそぼっているようなことはありませんが、毛の表面はほんのり湿っています。
 嫌がられるのを知りつつ、一応タオルで拭くのは、そのままベッドカバーに乗られると困るから。その後は、ブラッシングをするのにちょうど良いタイミングです。毛並みが湿り気を帯びて、静電気が収まるので、ぱちっとして猫が驚く心配がないから。
 春が来れば、冬毛の換毛ももうじきです。

(「雨水」以前の猫句はこちらでご覧いただけます)





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Last updated  2006.03.01 00:52:44
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