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カテゴリ:読者諸賢の部屋
さて、またまた読者諸賢からの情報。12日記載の「啓蟄の猫句」に情報を頂きました。
「『ねこ』というのは『ねずみ』を捕るからという俗説から、『へび』を捕るのは『へこ』、『とかげ』をとるのは『とこ』という俗称もあったそうなと」と書き、ブログには載せなかったけれども(書かなかったのは、単にコピー範囲を間違えたから)メールマガジンのほうでは、「本文内、『ねこ、へこ、とこ』の話を読んだのは、はて、どの『ものの本』、いや『猫の本』だったか記憶が定かでないのです。お心当りの方、どうかご教示くださいませ」と、教えを乞うていたところ、以下のようなメールを頂戴したのです。 From 大高郁子さん 「馨歩さま こんばんは。 「猫のおきて」、いつも楽しく読ませていただいております。 さて、3月12日の日曜日に配信された「ねこ、へこ、とこ」のことですが、加藤由子さんの『きょうも猫日和~猫のいる歳時記』(実業之日本社)の10月22日「平安遷都の日」のページに載っています。 その元になった、他の文献もあるのかもしれませんが、取り急ぎご参考までにお知らせいたします。 「ち」「ヘディ猫」ちゃん達の情報、これからも楽しみにしております」 ここ、これはっ! イラストレーターの大高郁子さんではありませんかぁっ! 何というか、とぼけているようで同時にきりりとして、「難しい言葉はしゃべらないのに聡明さがにじみ出ている人」のような、独自の風合い、色合いのイラストは、前から好きだったので、拙メールマガジンをお読みくださっているとは光栄至極です。 で、加藤由子さんと大高さんのこのご本、不覚にも拝見していなかったので、早速手にとってみました。 も~、ラヴリー! しかも大人っぽく。加藤猫先生の文章はきゅっとコンパクトな中に、「なるほど系」「へー系」の猫知識はもちろん、「猫ってば(いやむしろ猫たわけな自分ってば?)しょうもなっ!」と客観視しつつも猫を愛さずにはいられない感情が同居してて、思わず共感。で、大高さんのイラストは豪華に満載。あちこちに猫たわけ心をくすぐるひと味がふりかけてあって、見返しから扉からIndexから、間然するところがありません! 特にIndexはねえ、くくっ、ま、現物ご覧になってくださいね。 ちなみに、同書によれば「とこ」は「とかげ」でなく「鳥」を捕るから。 あー、最近自分の知識って、どれも「うろ覚え系」になっているなあ。気をつけよう(でも気をつけられる種類のものでもないんだけど。がっかり…)。 加藤・大高コンビは、毎日新聞の日曜版で「今週のねこ論学」も掲載なさってます。3月いっぱい続くそうで、毎日購読者はぜひチェックを(ってか、もう先刻ご存知ですわね)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.15 12:34:43
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