猫のおきて

　さて、引き続きコネコ町蔵の状況であるが、そもそも、その「町蔵」というのが仮の呼び名であって、正式な名は貰って下さった方につけて頂こうと思っていた。

　そこで、Ｙ岡家に貰っていただくことが決まってから、彼を連れていくまでの間に、こんなやり取りをしていた。

＜そういえば、「町蔵」というのも（仮）の名前ですから、どうかＹ岡家でお気に入りの名前をお付けくださいまし。大体、彼奴は本名以外で、
「まちち」「まちまち」（当方）
「マッチー」（姉）
「まっちゃん」（おば）
「小僧」（兄）
「まちさん」（Ｍ田先生）
「まっつぁん」（Gavi主さん）
など既に、人々がこれだけ勝手に呼ぶ猫も少ない、というくらい好きなように呼ばれてますし、まだ名前の自覚は刷り込まれていないでしょうから、Ｙ岡家の命名に順応することでしょう。＞（8月22日）
（※姉、おば、兄などが登場するのは、実は数日間、町蔵を連れて帰省していたからでして。エ？　そのとき実家の黒猫「ち」はどうだったか、ですか？　やー、それいずれお知らせしますね）

　これに対するＹ岡さんのご返事は以下の通り。

＜私は町蔵と家でも呼んで両親を説得しましたからこれからはなんと呼ぼうかまだ全然決めておりませんが、これらの呼び方も参考にさせていただこうと思います（＾－＾）
（変な話ですが、花子さーんと呼べば花子さんがくるし、太郎さーんと呼べば太郎さんがくる、ということで、町蔵以外の猫が来ても困る！と思って、仮の名前であろうが町蔵、町蔵と呼んでいたらちゃんと町蔵が来ることになったし、ほんとに良かった!!）＞（8月23日）

　で、このメールから一週間後の8月30日に町蔵はＹ岡家に引越し、その後数日して、様子をお知らせくださったメールの中に、こんな一一節が。

＜そして、家族では町蔵は呼びにくいから変えようという話はあるのですが
なかなかしっくりくる名前は出てこず、でも額のＭにちなんでＭがつく名前に
しようだとか、父が勝手にお前はマックだ（マクドナルドのＭ?）とか言って
犬みたいな名前で呼ぼうとしたり、母はミケみたいだ、とかいってミケと呼ぶし、
（※馨歩注：「ミケ」は、かつてＹ岡家に居て、大変愛された猫さんの名前です）
結局のところ名前はあって無いようなもので、
どうしたらいいもんかなぁと思って悩んでいるところではあります。
ちなみに私はまち、まちち、町蔵と呼んでみたり、全然違う名前を試してみたり、
本人（本猫）はなんと呼ばれようがあまり気にしていないみたいですねぇ。＞（9月4日）

　ウーム、猫の命名って難しいなー、と思っていたら、翌日、こんな続報が。

＜町蔵は人がいるところが好きみたいで必ず誰かしらと一緒にいます。
他の部屋へ行くときはだいたいついて来ます。
最近は父親が気に入っているのか、（遊んでくれるからかな?）
よく一緒に寝ています。さっきも一緒にお昼寝してました（笑）

父は町蔵が孫のように可愛いいとのことで、お前の名前は孫だ！とか
またわけのわからないことを言っていますが、、、当の猫はやはり気にしていないと
いうことで、、、。＞（9月5日）

　で、添付されていたのはこんな画像。
　こーゆう、思わずほろりと笑ってしまう光景には、もう「マゴちゃん」でいいような気もしてくる。