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猫のおきて

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2006.11.08
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カテゴリ:猫作品
 昨日は立冬。このところお届けしている南の島の猫の話題をお休みして、当方の住む首都圏の季節感に即した話題を。

 近所を歩いていたら、農家の藪にこんな花が咲いていた。茶の花。
 色も形も華やかさはないが、味わい深い、滋味豊かな風情。

茶の花

 近寄って見ていると、蜜蜂がやってきた。写真を撮っていたら、ごく低く蜜蜂の羽音が聞こえてきた。それは、わずかな雑音でかき消されるほどの静かな響き。じっとファインダーを覗いていたから、自分が動いて立てる物音がしなくなり、耳に届いた音だった。

 その音に気づいて見れば、その一帯に沢山の蜜蜂が訪れ、蜜や花粉を集めている最中。やがて来る冬を越すための食料集めに余念のない時期なのだろう。

 蜜蜂と農家に失礼して、2本ほど折らせていただき、持ち帰って猫型花器に飾ってみた。
晩秋らしい風情で、よく似合っていた。

猫型花生け

 季節の移ろいには、やはり心動かされる。今年は「節季の猫句」を詠み続けるつもりだったのに、中断しているのが残念だ。断続的にぽつぽつとでも、詠んでいこうと思う。





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Last updated  2006.11.08 14:44:10



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