イタリアに猫いた? 旅レポート<その5> 3日目:フィレンツェの朝食に猫?
一向に猫に出会わぬうち、フィレンツェで2回目の朝。 猫的には物足りない思いで、寝起きの頭がしゃっきりしないまま、昨日も食べた紅白ヨーグルトを食す。 ちょっとフォトジェニックに盛りつけてみた。きれい。 と、これを食べながらフト思いついたことがあり、ヨーグルトをお代わり。 こんなふうにしてみた。 朝のダイニングで、一人このヨーグルト猫をこしらえている最中、隣のテーブルを囲んでいたビジネスマン風の数人が、こっちを見てはだんだん口数が減っていくのを感じたのは、気のせいだったろうか。「オオ、東洋人は謎だ。その食文化も含めて」とか、思われていたとか。 いやそれ、「東洋人の」じゃなくて、「ケイホ個人の」じゃねーか、というご指摘は正しい。猫ヨーグルトによって彼らに東洋人への偏見を根付かせてしまったら、申し訳ないことだったけれども。 ううう、生身の猫にさえ会えれば、こんなことまでしないのになー。 ところで猫に関係ない余談を。 この朝食ビュッフェに出ていたプチトマトがこんなふう。 日本では考えられない、大きさの不揃いさ。でもこれが本来の姿。日本もこういう風にすれば選別する手間も省けてコスト削減、選別時間がかからないから素早く出荷できて新鮮。 「世界一小うるさい」と言われているらしい日本の消費者も、小うるさくすべきポイントはここらで洗い直したほうがいいと思う。