星になった猫

カルテの取り寄せについて悩んでる。
3年で破棄になる、最後の生きた証が
消えるような。

いやだな、なんでこんな事になって
しまったのだろう。
なんでこんなに悩まなくちゃならないのか
なんでこんなに自分を痛めつけなきゃならないのか、すぐに楽しい思い出を思い出すようになるよ。って何度聞いた事か。
思い出すと同時に最後の日を
思い出すんだよね。

罪悪感なのか、なんなのかあの日を
忘れちゃいけない許しちゃいけない。
私を許しちゃいけないと思っている
のかもしれない。
あの獣医を許せない、許しちゃいけない、楽になっちゃいけない
忘れちゃいけない私を許しちゃいけないとおもうのか。

なくと目が痛いから涙も流せない
なんでこんな目にあうのか。
神様がいるとしたらいったい
私にこれ以上なにしろっていうの？
なんでこんなにいじめるの？っ聞きたい。
つらいとか、かなしいとか、くるしいとか
もうなにがなんだかわからないよ。
わーって叫んでまわりたい。

生まれる前に「こういう人生にします」
って決めて生まれてくるらしい
出演者も決めてあって
自分の魂の成長のために悪役を
引き受けてくれるひとも
決まっているらしい。
神様的な人がこの人生はすこし
つらいんじゃない？
もうすこし楽にしたら？
って言ってくれても
「いえ大丈夫ですこの人生でいいです」
って言って、この世界に生まれて
くるらしい。
自分で決めた事だっていうことらしい。

恐らく人生最大の試練なんだろうけど
私これクリアできるのだろうか・・・。
あのこ、どう思ってるのかな。

生きていたら
名前呼んだら、ふぅんと
お返事してくれるだろうか。

あのこが最後に残した足の傷
一心同体というと不思議と傷が
はっきり浮かび上がる。
一心同体は何を思ったのか
動物病院へ連れて行く前に
あのこに話した言葉。
看取れないことを別れを予知して
いたのか、あのこにお礼をいったり
住所氏名などもあのこに言っていた。

その足の傷の付近に×印が浮かび
上がっている。
いったいなんのおしらせだろうか。