夕方動物病院よりありました
があったのでビックリしましたが
尿検査の結果でした。
元気なので、金曜日でもいいのにーなんて思っちゃいました
血尿もないのですが
ストロバイト結晶がまだ見られるので
phコントロールパウチと薬を
与えて金曜日また尿を採ってきてください
との事
アフターケアーのいい病院でビックリ!!
ストロバイト結晶って何
猫のかかりやすい病気のひとつ「猫泌尿器症候群(FUS)」
最近、猫のドライフードにFUS対応フードなどと書いてあるものをよく見かける様になりましたので、一度くらいこの病名を目にした事はあるのではないでしょうか。
うちでは桃太郎とライスが一度この病気を患っています。
FUSは猫の尿道や膀胱に尿結石(砂状のもの)ができて、尿道炎や膀胱炎を起こし、放っておくと排尿障害になり、腎臓を悪くして、最後は尿毒症で死亡する事もある怖い病気です。
とは言え、症状が出やすい病気でもありますので、日頃きちんと観察していればすぐに発見できる病気でもありますし、軽度の時に治療して予防して行けば、必要以上に恐れる事のない病気だとも言えると思います。
猫はもともと乾燥地帯の動物として発祥している為、乾きには強く、水の摂取量も排出量も犬などに比べて少なく、またそれ故に濃度が高い事もあり石が出来やすい尿であると言えます。
尿石の90%近くはストロバイト結晶(リン酸アンモマグネシウム)と呼ばれるものでこの成分となるマグネシウムの摂取量も問題となります。
また、このマグネシウムが尿の中に停留している時間、尿の酸性度にも影響されて来ます。
と、難しい言葉で説明すると分かりにくいと思うので、平易な言葉で言うと、尿が酸性の濃い状態の時にマグネシウムが沢山入っている食べ物を沢山食べると石ができやすい、と言う事です。
■このFUSにさせない為にはどうしたらいいのでしょうか
猫の尿が酸性になるのは、満腹状態の時なので、一日のうちに適度に空腹の時間を作ってあげる必要があります。そうする事により、尿がアルカリ性に変化して、石を作りにくくするからです。
また、尿濃度が高い時に石が出来やすいので、水の摂取量が下がり、あまり運動も活発にしない冬の方が夏より石が出来やすいそうですので、寒い時期には暑い時期よりも水の摂取量などに気を配ってあげたいものです。
石の原因となるマグネシウムは猫にとっては必要不可欠な成分なので、与えない、と言う訳にはいきません。「FUS対応フード」というのはマグネシウムを必要最低限与える様に作ってあるフードの事ですので、こういうフードを選んであげる事も大切です。
■FUSにかかっているかどうしたら分かるのか
FUSにかかると、排尿が困難になる為、トイレに長く座っていてもおしっこが出なかったり、おしっこをする体勢のまま(痛いので)へんな声で鳴いたりするようになります。血尿になる事もあるようです。トイレに座ると痛い為、我慢に我慢を重ねて、別の場所に粗相することもあります。また、尿の出口をよく舐める様にもなりますので、注意して見てさえいればすぐに気付きます。
うちの桃太郎とライスの場合には、粗相で気付きました。
桃太郎の時は初めてで、病気だと気付くのが遅れて随分叱ってしまいましたが、ライスの時には桃太郎の事がありましたので、粗相した所の尿を拭き取って明るい所で見てみたら、石がキラキラ光って肉眼で見えたのですぐに分かりました。
どちらも、お医者様で頂いた薬を飲ませて一週間かそこいらで普通に排尿できる様になりました。
今は、FUS対応フードしか食べさせていないですし、食事を出っ放しにするのを止めたので(空腹時を作ってやる為)どちらも再発はしていません。
猫は言葉が話せない分、色々な形で私たちに体の変調を訴えかけて来ます。
是非、そういうメッセージを受け取る努力してあげて欲しいなと思います。