テーマ:猫のいる生活(138972)
カテゴリ:猫を飼い始める~子猫について
昨年、長崎と佐世保を旅行したときの話です。
「展海峰」という、 九十九島全体を丘の上から臨める場所があるのですが、 交通手段がなかったので、 タクシーで連れて行ってもらいました。 そこから帰り、九十九島クルージングを楽しんだあと、 バスで駅まで帰ろう思い、バス停で待っていたら、 さっき乗ったタクシーのおじさんがいました。 何か運んだりしてるので、 何してるのかな、と思ってみていると、 猫にごはんをあげているんですね。 九十九島あたりに着いてから やたらと猫が多いと思ったら、 周辺の方々で飼っているようなのです。 おじさんは、ごはんを食べる猫を見て、 ニコニコしながら何やら話しかけているようでした。 良い光景でした。 私にとって、 九十九島の絶景に勝るとも劣らない景色でした。 都会ではいろんな人がいますので、 現実問題として難しいと思いますが、 殺処分を減らすには、 人と人が助け合うように、 猫とも助け合わないといけないのだと思います。 (精神的に猫に助けられることありますよね?) ■地域猫の取り組みで、以前から注目されているのが、 (私が注目しているのですが…笑) 横浜の磯子区の地域猫です。 「磯子区方式地域ネコシステム」と呼ばれ、 注目されています。 ネコを好きでない人からの 苦情を減らす努力がされており、 地域ネコの条件を設定しました。 1.現在飼っている猫をホームレスにしないようにする。 2.すでに住みついて人からエサをもらって生活している ホームレス猫は地域住民が適切に飼育管理することによって、 「地域ネコ」と位置づける。 そして、彼らを飼育責任の所在が明らかなネコへと移行させていき、 その結果、ホームレス猫を減らしていく。 ■飼育管理について 1.飼育管理にあたる人はなるべくグループで活動し、 責任の所在を明らかにして周辺住民の理解を求める。 2.エサは決められた場所・時間に食べきれるだけの量を与え、 清掃を実施し、つねに清潔を心がける。 3.エサや水は健康維持を十分に配慮して用意する。 4.エサ場周辺にはネコ用トイレまたはそれに準ずる物を用意し、 ネコが使用したあとは必ず片付ける。 5.ネコ用トイレ以外のところでした糞は、 エサを与えた結果として片付ける。 6.爪とぎのための板などを用意するよう心がける。 (ジュータンを裏返したものなどでもよい) ■健康管理について 1.避妊・去勢手術を実施し、 首輪などの目印をつけて終生世話をする。 2.手術など必要な場合は、保健所などの助言を求める。 3.病気やケガをしたときは獣医師に相談する。 4.健康維持のために必要なことをする。 地域ネコは殺処分を減らすための取り組みのひとつです。 もちろん、地域ネコと位置づけられたネコも、 飼い主がいて家で暮らせるのが最終目標だと思います。 そのための過渡的システムとして実施されています。 詳しくは磯子区 猫の飼育ガイドラインをご参照ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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