カテゴリ:下部尿路疾患(尿が出ない)
尿管に結石がつまり、
おしっこが出なくなる病気【FLUTD 下部尿路疾患】 ■原因 1.猫の尿はもともと濃い 2.尿が食事によりアルカリ性になる 3.アルカリ性になると尿中にストルバイトという結晶がつくられる 4.この結晶が尿道につまる 簡単に言うとこれらが原因ですが、 考えてみると、 この病気が増え始めたのは10数年前。 我が家ではトムという猫がなったのがはじまりでした。 主な原因は国内メーカーの1キロ500円くらいのドライフードです。 それより昔に飼っていた猫は、 たしか、ごはんにイワシや鰹節を入れた、 いわゆる“ねこまんま”だったように記憶しています。 栄養的には不足するものの、 尿路疾患はなかったように思います。 こんな話があります。 ドライフードに入れるカルシウムですが、 記号はCaです。 このCaで表されるものには、 自然のものとそうでないものとがある。 自然のカルシウムは、 骨や卵の殻などに含まれます。 そうでないもの・・・ 一つ例にあげると石灰石です。 同じCaで表されます。 安価にしようとするあまり、 これらのカルシウムが含まれることがあるそうです。 それがが腎臓や膀胱に結石をつくるのだと。。 低マグネシウムのフードを選ぶ、phを正常に保つ、など、 確かにどれも重要ですが、 ペットフードの質という、根本的な問題でもあるわけです。 「ねこまんまで病気をしなかった」というのは、 ドライフードだけの食生活でいいのか? という問題提起でもあります。 とある手作り推進派の獣医師さんはいいます。 尿路疾患は手作り食で改善できるし、なることもない。 (お肉を中心に米を減らすとならなくなるそうです) ドライフードで尿路疾患になって、 ドライフードで治すというのはおかしな発想ではないか。 この意見には共感しました。 ポイントをまとめると。。 1.多少高価でもしっかりとした原材料のフードを選びましょう。 2.ドライフードだけでなく質の良いウェットや手作りも与えよう。 3.理想は猫の食性に合わせた手作り食である。 (もちろん猫たちが食べてくれるものでなければ意味がありません。) 猫を飼っている方にはわかると思いますが、 猫はこちらが食べて欲しいものを、 必ずしも食べてくれるわけではありません。 良いといわれるフードをあげても そっぽ向かれることが多いことでしょう。 手作りをする際は『ネコの食事ガイド』を参考にすると良いでしょう。 (ちょっと難しいかな。。というところもありますが) ウェットはディーンズが良いです。 種類も多く、ハーブが入っていたりしますし、 理念もしっかりしているのでおススメです。 マグネシウムやphの数値を無視するわけではありませんが、 数値だけの問題ではないのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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