カテゴリ:猫の避妊・去勢
我が家では約半年になるチビがいますが、
発情期をむかえ、避妊手術の時期です。 オスの去勢手術は比較的簡単な手術のようですが、 メスの避妊は去勢よりは大きな手術になります。 避妊手術とは 卵巣摘出術または卵巣子宮摘出術のことです。 ■手術当日までの手順 1.術前検査をおこなう。 先述したように、 去勢よりもリスクが伴うために細心の注意が必要です。 一見、健康にみえても、 悪影響を受けやすい機能低下や障害がある場合にはそれを見つけること。 予測できていない術後合併症等を予防・治療するために必要です。 簡単な健康診断ではわからないことが多いので、 ある一定レベル以上の検査が理想です。 2.事前にワクチンを接種していることが望ましい。 3.手術前日は夜から絶食。 胃に内容物が入っていると危険です。 これらの事項は野良猫等を善意で手術させる場合、 費用の面から省略することが多いですが、 安全面を考えるとちゃんとした方が絶対にいいです。 術前に誓約書のようなものにサインをすると思いますが、 1~3を拒否した場合は 術後に万が一のことがおこっても何も言うことはできません。 ■術後 抗生物質を処方されますので 獣医師の指示に従って与えましょう。 徐々に食欲がでてきて、 数日~1週間もすれば普通の生活に戻ります。 元気がなかったり、食欲が改善しない場合は、 すぐに獣医師に診せてください。 術後は特に注意が必要ですので、 慎重に健康状態を観察してください。 ■抜糸について ボランティア等で手術をさせた場合、 抜糸に連れて行くことができないことがあります。 その場合、抜糸不用の吸収糸、 または縫合法での手術もありますが、 術創の感染や癒合不全などのデメリットが大きいです。 なるべく抜糸が必要な方法をとりましょう。 ■術後の性格の変化 性格が変化することはないようです。 性ホルモンに影響を受けていた性格が変化することはあります。 (攻撃性など) ここまで読むと不安になるかもしれませんが、 手術によって病気予防にもなりますし、長寿も期待できます。 発情期の大きな鳴き声の悩みも解消されます。 また、不幸な猫を生み出さない(殺処分を減らす) などの社会的、道徳的なメリットを考えると絶対に必要であろうと思います。 よく獣医師をご相談のうえ、適切におこなうようにしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 25, 2008 02:55:04 PM
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