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テーマ:暮らしを楽しむ(388179)
カテゴリ:日常記
私は人から「お前には自我がない」と言われたことがあります。
自我がないから軸がぶれると言われます。 芯が通っていないとも言われます。 言われますというか、よくそう言われてました。 そんなことないと思うんだけどな、と反発しつつ、自分でも心当たりはあります。 というのも私は昔からよく壁にぶつかったり、失敗したり、道を踏み外したり、積み上げたものを全てぶっ壊したりするのです。 ちょっとでもうまくいかなくなると、ああこの選択自体が間違えてるんだなと思って、何のためらいもなくある日全てなかったことにしてしまうんです。 勉強にしても、趣味にしても、習い事にしても、文化活動にしても、仕事にしても。 長続きしたものは何もありません。 そして次々やり直すんですが、そのたびに「今度はうまくやらなくてはあとがない」なんて思って、でも次もうまくいかない。 当然のように、だんだん自分に自信がなくなっていき、私は人生そのものが失敗なんだなと、これまた人から言われた言葉を痛感する。 自我がなくて、失敗と間違いだらけで、人生そのものが失敗。 それではどうする? 自分の選んだものが間違いなら、人の意見を聞いてみよう。 聞いてみて、実践してみる。 うまくいかない。 別の意見を聞いてみる。 実践してみる。 うまくいかない。 また別の意見を聞いてみる。 実践してみる。 うまくいかない。 何故、誰の言うこと聞いても失敗するのか? 誰も嘘ついてないだろうし、間違ってもいないはずなのに。 その都度、言われたことをそのまま鵜呑みにして実践しようとするから失敗するんでしょうね。 私はその人自身じゃないし、その人達は誰も私自身じゃない。 だから、その人達のやってきたことが全て自分にもぴったりハマるわけがない。 人の意見はあくまでもその人のもの。 自分のものじゃない。 取り入れるとしても、自分で吟味して、厳選して、自分に合っているものを取り入れなければうまくいかないのは当たり前。 そのことに気付いたのは、またまた失敗して失態して挫折したあとでした。 これからまたやり直し。 もう、やり直さなくていいんじゃないかなー…なんて思わなくもないけれど、新しい挑戦の機会には恵まれている。 これは自分が探して、選んで、決めたからできた機会。 でも、まずはお試しから… 今度はうまくいくかな。 体を壊すほどの挫折感からは、少し立ち直りかけています。 もう手遅れだからやめなさいとは、今のところ誰にも言われていない。 もし思ってたとしても、誰もそんなこと言わない。 それを決めるのは多分自分自身のみ。 お前は人生そのものが失敗だ、と言い放った人、父の、その言葉の続き。 でも何回失敗してぶっ壊してもやめきれないなら、もうそれをやるしかないってことなんじゃないか。 …秋になったら、私の体調も戻るでしょう。 それまではもう少しおとなしくしつつ、気力とやる気を蓄えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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