～猫舌カフェ～

昨日は１１０番の日だったようですね。
そんなニュースを見て、子供のころのことを思い出しました。

子供のころ、落し物を交番に届けたことがありますか？

私は２回あるのですが、普段めったに入ることのない交番という場所、制服のおまわりさん、いろんなことが印象的だったためかか、忘れられない記憶になっています。

初めは確か小学1年か、幼稚園だったかも知れないころ。
公園の砂場で10円を発見。
母に見せに行くと、「落し物は交番に届けないといけない」ということで、手をつないで
近くの交番までてくてく届けに行きました。
10円玉を「砂場で拾いました！」と、手渡されたおまわりさん、どうしたと思いますか？

「わざわざ届けてくれてありがとう。落とした人がとりにくるかも知れないから、ここで
ちゃんと預かっておくね。」
そして、自分のポケットから違う10円玉を取り出し、
「これはお嬢ちゃんがいい子だから、おまわりさんからお礼だよ。届けてくれてありがとう。」と、手渡してくれたのです。

もし届けた10円を「これはお譲ちゃんにあげるね」なんて言われたら
どうだったでしょうか。

今考えると「なかなかやるなぁ」って思っちゃいます。


２回目はたぶん中学生くらいの時、バス亭で女性のバッグを拾いました。
とってもびっくりして、すぐに交番へ駆け込みました。
おまわりさんが中を改めると、現金約3万円が入ったおさいふ、宝石のついた指輪、腕時計などが入っていて、それを用紙に記入していきました。
その最中に年配の女性が「バッグを落としたんですが…」と交番に入ってきました。
私の目の前で持ち主かどうか確認があり、バッグは無事持ち主のもとへ戻りました。
「この子が拾ってくれたんですよ」と、おまわりさん。
「ありがとうございます。ではお礼をしなくては…」
そしておまわりさんに向かって、「この場合お礼はどうすればいいでしょうか？」
「通常は一割ですが、まぁ子供ですので1000円くらいでいいんじゃないですか」
「いえいえ、本当に助かりました。そんな訳にはいきません」
と言っておばさんは３０００円くれました。。。

10円玉を自分のポケットから出してくれたおまわりさん。

子供だから1000円でいい、とその子の前で言ったおまわりさん。

みなさんはどう思われますか？