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テーマ:介護・看護・喪失(5317)
カテゴリ:自宅で看取る
義母が亡くなってから ふた七日経ちました。
今日も、父、母の兄弟が訪ねて来てくれました。 今時、自宅で最期を迎える人は随分少なくなっているのだと思いますが、ワタシが義母を自宅で看取る事になろうとは数ヶ月前では思いもしませんでした。 昨年10月に治療の甲斐なく病状が進行し 今後の事を病院から相談された時 母は家に帰りたいと言いました。 入院から二週間が過ぎた頃だと思います。 高カルシウム血症のため意識が朦朧とし嘔吐も激しかったのですが、症状はよくなってきていました。が、少しヘンな事を言ったり、認知症のような症状が出てきていました。 先生曰く、入院が長くなったせいでしょう。との事 人間3週間足らずでそうなってしまうのかとビックリしました。もうその頃からこの世から離れる支度だったのでしょう。 「家に帰りたい」そう言ったのも決して家で死にたいと思って言った訳では無かったと思います。ただ純粋に「帰りたい」そう願ったのだと思います。 しかし今の状態の母を家に連れて帰るには準備が必要です。 紹介していただいた病院は365日24時間対応です。 ワタシが説明を聞きに行き、母の様子を伝え、病院からは余命6ヶ月と言われている事も伝えました。 母は家に帰りたいと宣言したとたん、もう家に帰りたくて仕方ありません。 義父に電話をしてきて「いつ帰れるの」かと詰め寄り、まだ無理だと言うと泣きながら「いじわる、もういい!!」と言って電話を切ってしまったそうです。 そして義父はそんな様子の妻の言葉で、今日、明日にでも迎えに行く気満々です。 そんな~それはまだ無理。。。 こちらの準備が整いません。 再度ワタシから電話をしてゾメタをやるまでは帰れないからねと言うと分かってくれました。 こんな義母はどんな人だったかというと 利口で、口が堅く、何でも一人でできる、年上の人からも相談を持ちかけれ、ご近所には信者が沢山いました。 病気が酷くなる前には義父が少し手足が不自由なもので 自分が入院したらできるだけ入院させてもらって 夫が不自由なので自宅では無理だと言うようにと言っていました。 そんな義母でさえ、家に帰りたいと言ったのです。 どれだけの人が自宅に帰りたいと望んでいるのか想像がつきます。 家族の意見は母が一番望む状態にしてあげる事だったので ゾメタの点滴も自宅でOK 痛みのコントロールもできる 医師が週2回 看護士が週2回の訪問 介護保険の申請 ワタシが義父の家で仕事ができるようにパソコン購入 など等どうにか準備ができたので退院して自宅に帰る事になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月11日 21時59分40秒
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