プチュウム・ベン(万霊祭)
カンボジアの仏教行事です。ご先祖さまや亡くなった人たちにゴハンをあげる行事。。
調べてみたら「プチュン盆」と表記している人もいました。
私の耳には「クチュンバン」と聞こえます。
満月の次の日(今年は9月9日)から15日間の間、お寺にお参りに行きます。この時期はお寺では毎日読経が捧げられ、熱心は仏教徒は毎日参拝するとか。
そういえばなじみの仕立て屋さんに仕立てを頼んだら、お寺に行くので忙しいから20日間かかると言われました。。
カンボジア人は家の近くのお寺や有名なお寺出かけて行き、ゴハンやオカズやお金のお布施をするそうです。
お寺の台所にある大きな釜が用意されて、作っていったオカズを、種類ごとにそのお釜にザバーっと入れるらしいです。(まだ見たことはないのですが。。メイメイさんのページでも紹介されていましたね。)
あまりにもたくさんゴハンが集まるので、あまったものは孤児院などに寄附されるとか。
さすがに15日間祝日な訳ではなく、お休みは21日から25日までです。それでも週末も入れると5日間の連休。地方出身の人たちは、故郷に帰って家族や親戚に会うことのできる、楽しみな時期でもあります。
ボランティア先の学生さんたちも、そろそろ帰省が始まるのか、皆ウキウキ浮き足だっていました。
朝は亡くなった家族の霊にゴハンを食べてもらうため、家族はオカズを作ってお寺に出かけるわけですが、夜、人々は小さく切ったバナナやお菓子を葉っぱの上に載せて、蝋燭を立て、仏塔の周りにそれをお供えして、ぐるぐる仏塔の周りを回るそうです。
この夜のセッションは身寄りのない霊、(身寄りのない子供の霊)に捧げるためのものだそうです。
それで日本語に訳すと、「万霊祭」になるのですね。
キリスト教の万霊祭は聞いたことがありましたが。仏教の万霊祭はゴハンをあげるのですね。
(あの世はお腹がすくのね。。)
残念ながら今年のプチュン盆には、お寺に行く機会が(まだ)ありません。
来年は是非とも行ってみたいです。特に夜。
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