なんとも不思議なのですが、今の職場の言語が日本語です。
海外の仕事で日本語というのはびっくりです。使い勝手からいうと、英語なら読んだり書いたりまでできる人がいるし、他の団体とのシェアもできるので、実は英語のほうが助かることもあるのですが、日本語で話していると、というかヘンな日本語を聞いていると、なんともなごむことろがあります。
一応私のチームには4人の男性がいて、2人が日本語スピーカー。2人がインドネシア語とアチェ語だけです。いつも日本語で通訳をしてもらっています。私がインドネシア語をしゃべれるようになるまでは…(そんな日が来るのか?)
運転手さんにも一人日本語の話せる人がいます。中華系の女性スタッフもしゃべれる。そんなわけで日本語使用率は高いです。
私のチームの2人と運転手さんの一人は、1990年代に日本に技術研修(という名の出稼ぎ)に行っていたらしいです。埼玉県の所沢で研修を受けたといっていました。
運転手さんとチームのFさんはその後それぞれ熊本と大分に働きに行ったそうです。2-3年はいたといいますが、日本語は今再勉強中です。
チームリーダーのAさんの日本語は、ところどころ面白いけれど、ちゃんとしています。政府の人との通訳もばっちりだし、技術的なことも(少し)分かっているようなので助かります。私が英語でおんなじことをしようとしても、多分できないでしょう。。
Aさんは福井県に出稼…じゃなくて、研修に行き1年半をすごしたそうです。でもそこの社長さんにたいへんお世話になり、日本語もそこでちゃんと教えてもらったそうです。
日本でお世話になった人たちの連絡先も、津波でみんな流れてしまったそうです。
彼の村は500人以上の死者が出た浜辺沿いの村です。なんとか皆に自分が無事だったことを知らせたい。と、人づてに頼み、社長さんにだけは連絡がとれたそうですが。
福井のとある社長さんが彼によくしてくれたおかげで、今私が彼(ら)によくしてもらっています。福井の社長さん、こんなところでなんですが、ありがとうございます。
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