最近調査で村によく行きます。
インドネシアの行政単位は、州→県→郡→市町村となっています。私の仕事はひとつの郡を対象としています。それほど大きな郡ではありませんが、それでも村をまわると村ごとの特色が見えてきて興味深いものです。
さてさてそうして村をめぐっていると、行く先々でちょっとしたおやつをご馳走になったりするものです。こんなときほど、自らの鉄壁の胃腸を誇りにおもうことはありません。木から落ちたばかりのドリアン、ジャックフルーツ(に似た果物)、畑から取れたバリのスイカ…。今の季節は子供たちが木に登って取ってくれる「水リンゴ」も水水しくてとてもおいしい。
こうしてばりばりむしゃむしゃおやつ食べながら仕事をしている…ばかりではありませんが、季節の野菜と果物を身近に感じられるのは、それだけでもうれしいものです。
あとこちらの人は甘~い、味がお好みのよう。この間はわりと貧しい感じの村に行って、お水を出していただいたのですが、その水が、水なのに、甘かった!お客さんだとおもって水にたくさん砂糖を入れてくれたようです。やっぱりこうした暑いなか、農作業なんかをしていると、カロリーが大切なのでしょうね。でも同じ甘さはちょっとつらい。コーヒーなどを出してもらったときも、黒い砂糖お湯かとおもいました。
アチェの人たちは、お茶よりもコーヒー派なようです。理由は簡単。この辺りの村々では、コーヒーは庭先に植えられる一般的な植物のひとつなのです。
先日ある村で話をしているときに出されたコーヒー。。。やはりお砂糖はたっぷり入っていましたが、そのおいしさにはびっくり!してしまいました。しっかりとしたコクがありながら、爽やかで、しつこい渋みがない。コーヒーにはうるさい夫に付き合っていろいろなコーヒーを飲みましたが、これは日本シンガポールで口にするコーヒーとはまた違う、ああなるほど、これがコーヒーか。。という味でした。
かの有名ブランド、ス○ーバックスも、アチェからコーヒーを輸入して「スマトラ・コーヒー」として出していると地元の人に聞いたのですが、なるほどさもあらん。。という感じでした。ここのコーヒーは熟した実を採って、自宅で煎って、細かい粉にしたもの。コーヒーにも実は鮮度が大切だったのかなあ。。とおもいました。
私があまりにも「おいしい、おいしい!」と騒ぐもので、帰り際に煎りたてコーヒーをもらってしまいました。おやつのみならず、おみやげまでも。。
コーヒーがあまりにも強いので、砂糖そして練乳も欠かせない。。毎日です。(太る~;;
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