5月になりました。
仕事をしています。そもそもこの2年、休暇の時以外は仕事しかしていなかったような。。当たり前といえば当たり前ですが、インドネシア語一つできていないというのは、どうなのか。。もったいなかったです。
これはアチェバラ県ウォイラ郡ルンタクヤ村での、調査の様子です。
もともと、津波・地震復興支援(で、エラく集まってしまった)募金による住宅建設・供与事業の担当として現地に派遣されたのですが、他にも住宅事業後の事業後の事業形成の任を受けていました。こういう調査と形成の段階は、全てが手探りなので、難しさもありますが、一番楽しいです。村の生活を観察し、声を聞き、また声にならず、表に表れにくいそれやこれを感知し…。
結局「ニーズ」と呼ばれるものの全てをカバーできるわけではないし、「良かれ」と思ったことの全てにプラスの結果が出るわけでもありません。それでも何かを「起す」というときには、客観的なニーズの認識や分析をしのぐ、人の「思い」(思い込み?)がまわりの人を動かしていくのだなあ、と感じました。むしろ認識や分析や理論武装というものは、その「思い」をより確実に相手に伝えるための手段なのかもしれません。
もちろん思い込みだけで浄財を何百、何千万とかけるわけではありませんが、物事が動いていくときに、ふとそんなことを感じました。
(2009年5月22日)