2007年6月4日、事業地ウォイラ郡のマーケットで火事がありました。
ウチの現場事務所もそこにあったので、至急スタッフに行ってもらいました。彼が到着した時点では、下火になっており、マーケットの住民はすべて避難した後でした。
現場事務所隣のワークショップから出火したらしいのですが、風向きのためか、事務所にはほとんど被害はありませんでした。しかし風下にあったマーケットはほぼ全焼。およそ60世帯が焼きだされました。
しかしなんというか、写真でも、その後自分で行っても思ったのですが、奇妙なほどに人々に悲壮感がありません。だって火事ですよ?家も店も全部焼けちゃったんですよ?泣いたり、ぼーっとしている人もちらほらいたそうですが、なんか全体的に「あ~あ(想定の範疇内?)」って感じ。。まあ、この人たちは、地震と、それになんといっても紛争に長年もまれていますからね~。
そして火が燃やすべきものをほとんど燃やし尽くした後、やってきました消防車が!(あったんだね。。)確かこれも日本からの供与だったかもしれない。。燃えてるときにはほとんどお目にかかったことがありませんが。
そして皆、嬉々として(?)ホースを握っています。写真に写っている人の中でホンモノの消防士さんは多分1-2人。消防車からホースの先まで、ずらーっと、我もわれもと男集がホースを握っています。役に立っているのかはさておき、、相互補助の美徳ですね。。
2年経った2009年時点では、マーケットは(以前よりもやや)美しく蘇っています。行き着けの食堂もとってもきれいになったのですが、ママ曰く「火事がなかったら、立て直そうなんて思わなかっただろうから、まあ、火事のおかげね」とのこと。。
(2009年5月22日)