2007年8月23日
8月には住宅事業終了と住民への住宅引渡し式典がありました。
在任中に開催した式典の中では、最も大きく、最もまともだった式典でした。それで、いろいろとアチェっぽいセッティングがありました。
彼らはアチェの新郎新婦。本当のカップルではありません。コスプレ(?)。VIPがきたときに、大きな婚礼用の傘をVIPに差しかけて会場に一緒に歩いてくるのがお役目でした。その後は、式典の間中、ステージの上でかしこまって座っているのがお役目。まさに生きた飾り物。不思議だ。。
こちらはアチェのダンスを披露してくれる子供たち。彼らは対象村落の一つ、ルンタナトー村から来てもらいましたが、それぞれの村が、それぞれのダンスチームをもっているようです。男の子一人(花婿さん役)と女の子が十名程度。衣装はそれぞれの村で(若干)違っていますが、ダンスと音楽はほぼ同じ。代々受け継がれているのでしょうか。村内の結婚式やお祝い事のイベントに呼ばれては、ダンスを披露しているそうです。
そしてアチェ太鼓を疲労してくれる青年グループ。この時初めてアチェ太鼓を聞いたのですが、なかなかすばらしかったです。彼らの傍らに唄を朗詠するおじいさんがいて、彼の音頭と唄に拠って、太鼓が打ち鳴らされます。太鼓がドンドンかき鳴らされるのはパフォーマンスの半分くらいで、あとの半分はチームが一体となった踊り。踊りといっても、唄の内容を表したジェスチャーのようだったり、チーム全体で、生き物(ガルーダ)を模したり、その動きは様々。10名ほどの若者が太鼓の音に合わせて、一人ひとりになったり、一つになったり、、とてもダイナミックでした。
しかし最もアチェっぽかったのは、VIPが1時間半遅れてきたことです!
待たせることにも、待つことにも頓着しない人々…。慣れすぎちゃって、まずい。